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DATE : 2019.11.02

 必死で働く時期が、自分を育てる。

 11月という月は、養成の卒業の月。

 今年も今日、19期 28名の卒業であった。

 思えば2000年から養成を続けてきて20年
 千人を超える人が受講してきた。
 今残っている人が450名だから 半分が残っているわけだ。
 そして新ナビの人数と、辞めるナビの人数が不思議と一緒になる ので、全体の人数は変わらない。

 今年の養成は男性は一人だけ。
 水野さん74歳。よく頑張った。
 入学時とは体型も体調も 全然違う。
 別人のように若返っている。

 それにしても男性のナビゲーターの少ないこと。
 450人中 男性は30人。
 ちょっと、淋しいが、何でだろう。

 今月の末には海外から3名が指導者になりたくて、
一週間外国人に教えることになっているが、どうなることやら。
娘が通訳をするのだが、日本の整体をどれだけ伝えられるかな。

 体力的なことも考えて、毎年仕事を減らそうと努力しているの  に、逆に増えていっている。
 今は執筆がない分時間の余裕があるので、楽ではあるが。

執筆は体力がいる。
原稿を仕上げて出版社に送るまでの約半年は、
頭の中は原稿で一杯。
寝ていても食べていても脳の中の原稿用紙と格闘しているので、
体力のある50代までしかできない仕事だな

 私の場合、2000年に一冊目、2015年に25冊目を書いていたから
 半年に一冊ペースだったので、15年間は常に頭の原稿用紙と戦っ ていたわけ。
 
 夜のベッドで、うつらうつらしている時に、アイデアが浮かんだら、電気をつけてメモを取るという生活が15年続いた
 過酷な生活ではあった。

 今は頭の中の原稿用紙がない生活を味わっている。
 だから人からは、「先生、若返ったようです」とか
 「穏やかで優しくなりましたね」 なんて言われる。
 何のことはない、執筆生活から解放されたから。

 まあ、必死で本を書いてきた15年があるから、
 今の私があるわけで、必死な時間も必要だな。

 

by 矢上 裕

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