こんな質問があったので、回答を載せます。

　質問者を診察の上での回答ではなく、今までの経験から「こうすれば改善するのではないか」という推論ですので、

　回答が正解だとは思わないでください。　でも、実際にやってみて報告をください。

　その報告を確かめながら、次の手を紹介できればと思います。

矢上先生　身体のことで質問があります。

症状としましては、2006年8月　14年前、運動中に左耳が詰まり、あくびの動作で直り、それを繰り返した夜、左耳から聞こえるテレビの音が割れて聞こえた。翌日治り、耳鼻科へ行ったが異常なし。

2009年1月　11年前

12月に海外の所用から帰り風邪をひき、1月半ばに起床後めまい（20秒位)　を起こし吐きけもあり、2日後メニエールと診断される。イソバイド等数種類の投薬をひと月位続けてめまいが治り聴力も回復した。

2014年　4月　6年前　起床後左耳の音がしないのですぐ耳鼻科へ突発性難聴と診断で、点滴を受け翌朝回復

翌日に自力整体の講習会が横浜でありました。

2020年　10月　昨年　起床時ふわっとすることがあり、2日後10月5日に玄関でつまずいて足を捻り、第5中足骨にヒビが入った。（頭はぶつけていません）

4日後の10月9日にめまいを起こした。安静にしながら様子を見て一週間程で治まった。

足は11月末に治癒

2020年　12月1日から新しい仕事を始め（午前中8時〜12時）

9日の夜に左耳がこもる為、翌日耳鼻科へ　　メニエールで点滴と投薬を受ける

聴力は突発性難聴の頃ほどではないが落ちているとのこと

10日　聴力検査少し良い方に変化あり

13日　何かあったらすぐ来るよう医師に言われており、朝少しふわっとしたので診察

良性発作性頭位めまい症なので、起床時首の体操をするよう指導され帰る

16日　聴力検査で、10日の時より少し回復　薬を続けるようとのこと

24日　聴力検査　前回と変化なし　

薬をやめて様子見ますかと言われ、あまり効いている感じもないと思っていたのでそのまま帰りました。

その後は常時耳鳴りがして、時々左耳がこもります。

昨年の11月末〜　　夜中に恐怖感で目が覚めることがある

今迄に4回位はじめは軽かったが、最近はその後眠れなくなる

現在私は55歳　160㎝・52kgです。中肉中背で、性格は多分几帳面な方です。

気を使って疲れてしまい、独りが楽と思うことがあります。

長くなり申し訳ありませんでしたが、最後まで目を通して頂きありがとうございました。

どうぞよろしくお願い致します。

回答

　耳という器官は単に聞くということだけでなく、身体の平衡を保つ器官でもあります。

　だから難聴や耳鳴りと同時にめまいやふらつきが当時に起こり、メニエルがそうです。

　これらを完全に治す自力整体があればいいのですが、そう簡単にはいきません。

　もし、あったとしてもあなたがそれを完全に実行できるか、見ていないので保証できません。

　ただ、これまでのあなたと同じ質問を何度か受けて来て、させてみて有効だったのがあります。

　それはめまいやふらつきの応急処置に有効でした。

　それは眼球運動です。　めまいが起きた時、自分の左肩を見てください。不思議とめまいが止まります。

　逆に右肩を見るとよけいにめまいがひどくなります。

　そして普段、めまいがないときは、眼球を上下斜め横と動かしてみてください。

　すると、どうしても動きにくい方向があります。　でも全方向動くように練習してみましょう。

　そして全方向にスムースに動くようになったとき、めまいやふらつきはもう起こりません。

　これを発見したのは、スケート選手があれだけ回転してもめまいを起こさない工夫を教えてくれたからです。

　これが回る方向へ　先に眼球を動かして回るとふらつかないということです。

　とにかく、耳がおかしいと、平衡感覚が不安定なので自分の足が地についていないので、精神的に不安です。

　とりあえず、眼球運動を日課にしてみてはいかがでしょうか。

　また　変化があったら教えてください。

by 矢上予防医学研究所