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109 16年間の足腰の痛みと骨盤後傾の関係
※このダイアリーで取り上げているさまざまな質問や体験報告は、8月のナビゲーター研修に参加した約350名の受講生から寄せられた、研修後の報告FAXの一部を抜粋したものです。
ナビゲーターからの報告
8月のナビゲーター研修で先生がお話しされた「骨盤が後傾し、お尻の筋肉が衰えることが、足腰の痛みを引き起こす大きな要因になる」というお話が、とても印象に残りました。
なぜなら、16年前の私が、まさにその状態だったからです。
自力整体を始めた16年前、私は骨盤を起こして座骨で座ることができませんでした。
お尻の筋肉は衰えてペッタンコになり、椅子に当たる部分の皮膚には、硬いイボのようなものまでできていました。
恥骨が前に突き出し、左右の股関節の鼠径部には、卵のような形をしたしこりがありました。
当時は何なのかわかりませんでしたが、今では「腸腰筋の緊張と関係していたのではないか」と考えています。
また、首はストレートネックで、右足は内股になり、骨盤も外側に開いているように感じていました。
自力整体を続けるうちに、長い間取れなかった鼠径部のしこりも少しずつ小さくなり、今では大きなコブはなくなって、わずかにコリが残る程度になりました。
腰痛が起こるときは、決まってお尻や仙腸関節のあたりが痛み、左側の腰の筋肉も盛り上がっていました。
骨盤の後傾が続くうちに、おなかの筋肉も衰え、立ったときには反り腰になり、おなかにも余分な脂肪がついてきました。このような姿勢の方は、私の生徒さんにも多く見られます。
私は呼吸法で座る際、腰と膝にタオルを掛けて骨盤を起こしやすくする工夫を続けてきました。

その結果、16年かけて腰痛が改善し、ストレートネックも気にならなくなりました。
今回の研修では、股関節やひざの痛みには、腰椎から出ている大腿神経への圧迫や刺激が関係する場合もあることを学びました。

これまで疑問に思っていた、自分自身や生徒さんの足腰の痛みについて、理解が深まったように感じます。
16年間の自分の身体の変化と経験が、今回の先生のお話によって一つにつながったように思いました。
矢上からのコメント
それは、よかったですね。
「足腰の痛みには、骨盤の後傾が深く関係しているのではないか」という考え方は、私自身、最近になって特に注目するようになったものです。
以前から、すべてがわかっていたわけではありません。
おそらく、あなたの足腰の痛みや身体のゆがみには、長年の「座り癖」が大きく関係していたのでしょう。
座り癖には、いろいろな種類があります。
まず、私が勧めているのは、骨盤を起こして座骨で身体を支える「座骨座り」です。

一方、骨盤を後ろに倒し、背中を丸めて座る姿勢を、私は「尾てい骨座り」と呼んでいます。
この座り方をする人は、椅子の背もたれにもたれかかりたくなる傾向があります。

さらに、左右どちらかのお尻に体重をかける「片尻座り」になってきます。これが習慣になると、骨盤の左右の高さや腰椎の配列にも偏りが生じやすくなります。

こうした姿勢が長期間続けば、腰や股関節の周囲の筋肉に負担がかかり、仙腸関節痛や腰痛、股関節痛などにつながる可能性があります。
また、腰椎やその周囲の状態によっては、大腿神経が刺激され、太ももの前側やひざのあたりに痛みやしびれが現れることもあります。
片尻座りが習慣になると、左右の脚の向きにも偏りが生じることがあります。
例えば、右足が内股になり、左足が外股になるような姿勢です。
このような脚の使い方が続けば、股関節やひざ関節にも偏った負担がかかりやすくなります。
そこで大切なのが、骨盤を起こし、腰椎の自然な前弯を取り戻すことです。
骨盤が安定し、腰や股関節の周囲の筋肉が無理なく働けるようになると、足腰にも力が入りやすくなります。下の写真をイメージしてください。
私たちは、一日のうち相当長い時間を椅子に座って過ごしています。
それだけに、椅子の座り方は、骨盤や背骨の状態に大きな影響を与える生活習慣の一つです。
椅子そのものが悪いのではありません。問題は、どのような姿勢で、どのくらい長く座り続けているかです。
骨盤を後ろに倒して座るのではなく、骨盤を起こし、腰に自然なカーブをつくり、座骨のやや前方で身体を支える。
この「座骨座り」を日常生活の中で身につけることが、足腰への負担を減らすための大切な第一歩になるのです。
補足として、
今回の文章は、16年間の体験談を通じて、毎日の座り方が身体に与える影響を考えてもらう教材としてまとめると、ナビゲーターにも受講生にも伝わりやすい内容になると思い、記載しました。

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