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DATE : 2023.01.14

高齢者の腰椎圧迫骨折の 自然治癒のケース

ナビゲーターの○○です。

今日は 義母の圧迫骨折体験をシェアさせてください。

一年半前、義母が腰椎を圧迫骨折をしました。転んだ訳でもなく加齢によるものでした。

病院では痛み止めとコルセットと湿布を出されただけでした。

骨折当初は母も不安になって自力整体を休んでいました。

それまでは私の自力整体教室に通い、自宅でもオンラインや矢上先生のDVDで熱心に実践していたのですが、親戚の不幸があったりして教室を休むことが続いていた矢先の骨折でした。

そして、その後全然良くならず、整体の先生のススメもあって体を動かした方がいいだろということで自力整体を復活しました。

大きな総合病院も紹介してもらい、そこの先生がとても良い人だったらしく「病院でできることは骨にセメントを入れて硬くする手術だけだ。リスクがとても低い手術だけれどもやっても必ず良くなるとも限らない。

中には違和感が残る人もいる」 という診断でした。

そして脊柱管狭窄症の手術は薦めないと。脊柱管狭窄症の手術は、良くならない人が多いという。

そこでセメントを入れる手術をすることにして、手術日も決めていたのです。

担当の先生が「体を動かした方がいい」と言ってくれたので、母は手術までの間、熱心に自力をやり続けてくれていました。(もちろん無理せずに)

そしたらなっなんと! 手術前検査の頃には痛みがなくなってきていたのです!

先生が「これだけ良くなってきて痛みもないのに、わざわざ手術する必要ない。いくらリスクの低い手術とはいえ、全身麻酔はしないにこしたことない。また、痛みが出て、日常生活が困難になってきてから手術を考えるましょう」と。手術が取りやめになったのです‼︎

そして今ですっかり元気になりました。

一時期は腰も曲がり老け込んでいたのですが、すっかり元気が戻ってきました。

圧迫骨折というご年配の方にとても多い症例を、家族というとても身近なところで観察することができて

本当に勉強になりました。

改めて日頃矢上先生から学んでいることを理解することができました。

骨折したからといって、歳をとったからといって、必ずしもそのまま老化の道を辿るとは限らないのだなと。

やはり本人次第なんだなと。

改めて母は、本当に自力の人なんだなと。

生き方が自力なんだなと。

自力とは…他者の力を上手に借りて自分自身の力で良くなること。

自力の反対は、他力ではない依存である。

まさに母のことだなと。

自力整体、病院、整体、鍼灸、それらを上手に取り入れて依存することなく自分で元気になっていく。

そんな母を心から尊敬します。こんな風にカッコよく歳をとりたいなと。

こんな素敵な人生の先輩が身近にいてくれて本当に有難いです。

大好きな母、最期の時まで自力の人でいてほしいです。

そのお手伝いを自力整体を通してできるなんて、私も本当に幸せです。

ナビゲーターになったおかげです。本当にありがとうございます。

そして、改めて実感しました。

ご年配の生徒さんが自力を休むということは、体を動かさなくなるということは、本当に大変なことになるんだなあと。

何があってもどんな時でも何らかの形で、自力整体を実践できる生徒さんたちを増やせるようナビゲートしていきたいです。

矢上 裕です。 それは、よかったです。

 何より、病院の先生の見立てが良かったです。 すぐ手術をする医師も多い中、じっくり経過を観察し、不要な手術は回避する方針はとてもありがたいことです。

 老人の腰椎の骨折は、自然現象であって、ほおっておいても自然に治ります。 じっとしていては治りは遅いので、痛くないように身体を動かすと、筋肉から骨に血液が流れるので自然治癒するのです。

 

 ここで私から東洋医学的アドバイス。

 現代医学では骨の成長にはカルシウムが定番ですが、東洋医学は「骨は腎が強くする」と考えます。

だから腎が強い老人はいつまでも、歯も強く、骨も強く、白髪もなく、耳も聞こえるのです。

 そして薬膳(食べ方で治す古くからの中国医学の考え)では、腎を強化するのは黒いものといいます。

腎を元気にする食材、栗、黒豆、枝豆、さつまいも、クルミ、松の実、カシューナッツがお勧め。

  30を過ぎたら、これらの食材を意識して老化予防(骨折予防)を始めておくと良いでしょう。

  アンチエイジングには黒豆が定番なので、私の酒のつまみは丹波の黒豆です。

 

by 矢上 裕

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