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DATE : 2021.02.17

膝の痛みの治し方

〇 質問です。

2月14日の日曜日に、左膝痛がはじまり、昨日は足をつけると激痛で歩けなくなりました。

左足を引きずりながらなんとか動き、マンション入り口の階段は手すりにつかまって、一段ずつ上りました。

「歩くとは、どういうことか?」 わからなくなるほどでした。

痛みは、足裏から左足の外側、お皿、特に左上、右上、下側、動作では伸ばして曲げる時に痛みがあります。

昨日、今日と膝痛治しなど色々と今までやってみて改善された実技を思い出し自力を行い、少しずつ痛みながらも歩けるようになってはいますが、初めて膝痛での歩けない経験で何がどうなっているのか? わかりません。

そしてその時、16日の先生のブログを見るとX脚の質問がありました。

左膝痛で、私のX脚も角度がきつくなっていたので、膝縛りはやめ(ギックリ腰の時に有効でないと教え頂いたのに、ギックリ腰の時だけと思い、改善してからは行っていて、すみません)

その後先週の水曜教室の膝を前に曲げて行う、腸腰筋ほぐしも行ってみると、左膝の痛みがかなり弱まり歩けるようになって来ました。

ただ、以前教えて頂いた膝痛治しで、今まではそれで軽くなっていたのに、今は仰向けの状態で膝の裏に手を当て、天井に伸ばして曲げる時にお皿の裏と左と真ん中に痛みが走ります。

そこで質問です。

この痛みを改善するには、どんな実技をしたらよいのでしょうか?

また、「つま先着地前後歩き」も腰、膝痛改善とのことで、それも感じていた所ですが、膝縛りとセットとのことなので、X脚の人は、膝を縛らずにかかとあげトントンをしたらよいですか?またはしこ立ち?

でしょうか? よろしくお願い致します。

  回答・・・少し長くなりますが、これを読まれる方は「人体の背部筋肉と足指の関係」という講義として勉強してください。

  現在のカリキュラムは、座って「足指をほぐす」ところから始まり、足指関節がほぐれたころを見計らって、今度はひざ縛り足指立ち、足指前後歩きで、「足指を使う」という流れを行っています。

 「足指をほぐして後に強化する」 目的は下の写真の、背部筋肉をほぐすためです。

 この背部筋肉が慢性的に筋肉すると、視力低下、頭痛、首つまり、肩こり、腰痛、股関節痛、そしてあなたの痛みである膝の痛み、足の冷え、便秘が起こります。 足指を使わなくなった現代人の慢性病が背部筋肉緊張症なのです。

 あなたが天井に向かってひざを伸ばそうとするときの膝の痛みは、実はこの背部筋肉の筋肉が伸ばされる時の痛みであって、決してひざの関節に障害があるわけではないのです。

 整形外科へ行くと関節の異常と言われながら、治らない人はすべてこの背部筋肉の緊張なのです。

 だから、あなたは膝の痛みだけでなく、腰痛や坐骨神経痛などこの背部筋肉上の他にも不具合があるはずです。

 X脚のひざ縛りについて、先日のdiaryにO脚直しの為に考え付いたひざ縛りと書きましたが、決してX脚の人がやってはならないということはありません。 きつく縛らなければいいのであって、X脚が余計に悪くなるなんてことはないのです。

だから心配無用です。 ひざを縛らずに何かにつかまって、足指で立って行っても効果は一緒です。

 とにかくひざだけを治そうとしても、その時は楽になりますが、すぐに痛みはぶり返します。

背部筋肉が緊張しているかぎり何度でも痛みます。 

  仰向けで足裏にタオルをひっかけて開いて、反対側の足をゆするのがありますが、あなたは左側が突っ張るはずです。

  でも、これが楽々できるようになった時、背部筋肉がゆるんでいるので膝の痛みは消えるはず。やってみて。

 今後も、オンライン教室ではこの「背部筋肉の緊張をゆるめる」ことを目標に展開していますので、そこを意識して取り組んでみてください。 足指前後歩きは、ひざだけでなく他の不具合も同時に解消していきますのでお楽しみに。

by 矢上予防医学研究所

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