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DATE : 2019.06.04

ひざ縛りの 3つのバージョン

 こんな質問があったので、この日記で答えるね。

「今まで習っていた「ヒザ縛り」ですが、
 O脚が改善したとたくさんの方からお声をいただています。
ただ、6月1日発売の「健康」という雑誌のひざ縛り特集では、
つま先を開いてカカト同士をくっつけてしています。
私のようなO脚の人間は、ヒザがくっつけやすい分、
かえって膝の締めが甘くなってしまいます。
いつもは両つま先を前に向けて、内くるぶしと膝をくっつけ、
さらに、足を外に捩じるようにして膝同士をくっつけ、かかとと床をバウンドさせていましたが、

どちらのほうがいいのでしょうか?」

 答え、ひざ縛りはその効果の違いによって、
    3つのバージョンがあります。

1、O脚を矯正する為のひざ縛り・・・
  つま先を揃えて、お尻と肛門を締めてタオルを引き上げる。

2、膝のズレ直し&仙腸関節引き締め・・・
  つま先を開いてかかとを付けて骨盤を左右にスイングする。
  膝関節のズレが治り、仙腸関節が締まるので失禁がなおる。

3、足の冷え取り、ムクミ取り・・・
  つま先揃えのひざ縛りでかかとをトントンと浮かせたり、床に  付けたりして、ふくらはぎの筋肉を使って、下肢に溜まった血  液とリンパ液を心臓に戻す。

 目的に応じて使い分ければ良いでしょう。

 私が発信する実技は、
 ひざ縛り以外でも目的に応じて各種のバージョンがあります。
 これは私が治療師なので、患者さんの不調に合わせて整体法を変化させてきた癖のようなものです。
 だから時々「あ、今日の実技は前回のと違う」と
 思われるときもあるでしょうが、
「今日はこんな不調の人が来ているのではないかな」
 という想像の元に、それを改善する実技を披露するわけです。

 だから自力整体の種類は無限にあるので、
 もっと効果のある自力整体が、まだ埋もれている。
 私は「埋もれている、自力整体を発見し、発信したい」
 と日々自分の身体を使って 実験しているというわけです。
 

by 矢上 裕

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