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DATE : 2020.05.13

引きこもり生活の快感を 覚えてしまった。

娘に「お父さんは失意のどん底に落ち込んだことある?」
 と聞かれたことがある。

 私はふと振り返ってみて、そんな経験を探してみた。
 が思い出せない。
 あるんだろうけれど、思い出せない。
 決して健忘症ではなく、 過去が思い出せない脳に
 なっているのだ。

 「落ち込んだことないな」と答えたら、
  「え~」と驚かれた。

 21歳で鍼灸を習い始めた時から67の今も、
 常に健康法、治療法の事ばかり考えて、
 自分の身体を使って実験しているので、
 他の事への関心が薄いのだろう。

 一つの事へ熱中することこそが、
 ストレスゼロの生き方になるのではないか。

 歩いている時でも、左右どの足が前に出しやすいか
 考えているので、世間がコロナで大変なのに、
 あまり私の気持ちが揺れることはない。
 この引きこもり生活の快適さを味わっているくらい。

 毎年春に起こる持病の痛風も出ないので、
「この暮らし」が気に入っている。

 ということは、人とのつながりが苦手なのかもしれないな。
 指導者として人前に出る仕事は、結構なプレッシャーがあり、
 それが痛風になっているとつくづく思った。
 今、それがないので、発作が出ないのだな。

 どうしよう。この快適な暮らしに慣れてしまいそう。

 月曜、水曜、金曜の 夜7時のオンライン授業が終わったら、
 すぐに晩酌タイムに入れるし、夜7時の自力整体は熟睡できる。

  ああ、戻れない、 元の生活に。

by 矢上 裕

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