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DATE : 2020.06.21

治療家 魂

 21歳で鍼灸学校に在学中から、往診での治療を始めた。

 その時に肝に銘じた話をしよう。

 それは「その場で楽にできない治療では、治療費はもらえない」ということ。

 私が治療して、その場で楽になっていないのに、治療が終わり

 うらめしそうに、財布から治療費を渡す人の表情を見て、

 治せないのに治療費をもらう資格はないな、と肝に銘じた。

 これが結果主義、現実主義の私を作り上げた。

 治療家の中には、その場で楽にさせられなくても、通えば治る

 などという人がいるが、それは嘘である。

 その場で楽にさせられない人が、何年治療しても同じだ。

  自力整体もそうだ。

 一回の授業で効果が出せない指導は、続けても意味がない。

 先日書いた、立川談志の「現実こそが事実であり、真実、答えだ」

 という考えに同意する。

  自分の意に沿わない現実があっても、これは100%自分の責任。

  自分が考え抜いて選択し、決断し、行動した答えを自分が受ける。

  21歳で治療の世界から学んだ「頼れるものは自分の腕しかない」

  という治療家魂は、今でも人生の中心軸になっている。

   おかげで、他に責任をすり替えたり、不平不満や愚痴を言って

 憂さ晴らしをするような人間にならないで ここまで来られた。

  

  

 

 

by 矢上 裕

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