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DATE : 2020.06.14

 「ゆるむ」と「力む」

私が美しいと思う人は、ゆるんでいる人だ。

力んでいる姿に美しさはない。仏像は力んでいない。

それは何故か。

 力む姿には、本能的に攻撃性を感じるから。

ゆるんでいる姿といっても、だらけているのではなくリラックスだが。

ゆるんでいる人は、私を全面的に許して受け入れてくれる。

 そんな気がするのだ。

 それでいて、本当に緩んでいる人は、ゆがんではいない。

一本中心軸がしっかりしている。軸があるからゆるむことができるのだ。

 力む人は軸が不安定、だから不安定を支えるために力む。

 これは肉体だけでなく、心に軸があるとほがらかで、ゆるむことができ

 軸がないと、力み続ける。

 力むことは、平坦な道でも車のローギアでふかし続けること。

  疲れるし、ガソリンは減るし、老化してゆく。

  さあ、これからの人生、脱力するか、力んで生きるか。

 どちらも、自分で決めることができる。

 

 

by 矢上 裕

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