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DATE : 2026.09.27

腰椎の隙間拡げとは どんなことをするのか

質問

矢上先生からZoom授業で、

「腰椎の隙間からは、多くの神経が内臓や脚に向かって出ている。この隙間を拡げてやらないと、整体をしていることにはならない」と教えていただきました。

そこで調べてみると、腰椎の周辺から、こんなにも多くの神経が出ていることがわかりました。

腰椎の隙間を拡げ、坐骨神経や大腿神経などへの圧迫をやわらげるためには、どのような整体術があるのですか? 

一人でやる場合、どんな自力整体を行えばよいのでしょうか。

腰椎が本来の前弯を保っている人は、下のイラストのように腰椎がなだらかに前方へカーブしています。

腰椎と腰椎の間には、クッションの役割をする「椎間板」があり、腰にかかる衝撃を吸収したり、腰の動きを滑らかにしたりしています。

ところが、腰椎のカーブが崩れたり、椎間板に大きな負担がかかったりすると、椎間板が変形・突出して神経を刺激することがあります。これが腰痛や脚の痛み、しびれにつながる場合があります。

そこで自力整体では、腰椎周辺の緊張をゆるめ、本来の動きやカーブを取り戻しやすくしていきます。

整体師に行ってもらう「補助整体」と自分で行う「自力整体」を紹介します。

まずは整体師にしてもらう補助整体で、がっせきの状態にすると腰椎が前へのカーブになりやすいので、

整体師が患者さんの足首に自分の足首をひっかけて、患者さんのかかとをお尻に押し付けるように押しながら、輪っかタオルで腰をへその方に向かって引っ張ります。

比較的単純な腰椎の硬さであれば、このような方法で動きやすくなることがあります。

しかし、腰椎や骨盤周辺に「ねじれ」がある場合は、いきなり前へのカーブを作ろうとするのではなく、まずそのねじれをゆるめておくことが大切です。

そのため補助整体では、患者さんに横向きに寝てもらい、片脚を前へ、もう一方の脚を後ろへ動かして、前後の開き具合を左右で比べます。

そして、動かしにくい側で止め、整体師が自分の脚を患者さんの太ももに当てます。

その状態で、患者さんに前後の脚を使って、整体師の脚を挟むように力を入れてもらいます。これを「抵抗法」と呼んでいます。

5秒ほど力を入れたら、スーッと脱力します。

これを2回ほど繰り返し、もう一度、左右の脚の前後の動きを比べてみます。

先ほど動かしにくかった側が動かしやすくなっていれば、私はこれを「ねじれが解除された状態」と捉えています。

この状態になると、腰椎周辺をゆるめる操作もしやすくなります。

そこで再びタオルを使い、腰椎が自然な前弯を取り戻しやすいように先ほどの腰椎の前のカーブを

タオルで引っ張って作ります。

すると、それまで緊張していた腰や脚がゆるみ、まるで風が通り抜けたような解放感を感じる人もいます。

この前後方向の調整法を、自分一人でできるようにしたものが、下の「タオル足裏引っ掛け前後運動」です。

これを30回ほど繰り返します。自力整体の場合は、身体のバランスを見ながら、基本的には左右を同じ回数行います。

その後、合蹠(がっせき)の姿勢になり、タオルをクロスさせて両足裏に引っ掛けます。

足を床から少し浮かせ、その状態で身体を左右へゆっくりと振ります。

これも30回ほど、無理のない範囲で左右に振ってみましょう。

腰や骨盤周辺の緊張がゆるんでくると、脚から足裏にかけて温かさを感じたり、軽くなったように感じたりすることがあります。

最後にタオルを外し、両ひざを胸に抱えてみてください。

始める前よりも、ひざを楽に胸へ引き寄せられるようになっているか。

そこを、自分の身体の変化を確かめる一つの目安にしてください。

by 矢上 裕

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