READ
読む
新規通信
会員登録
お知らせ・日記・動画など
DATE : 2026.10.01
最近、私が思うようになってきたことがあります。
それは、ズーム授業が合う人と、リアル研修が合う人がいるのではないかということです。
以前、西宮での直接研修に参加していた人の中には、研修がズーム中心になったことで、「早くリアル研修を再開してほしい」という声もあります。
一方で、「ズーム研修で十分満足しています」「むしろズームのほうが集中できます」という人もいます。
この違いは、いったいどこから生まれるのでしょうか。私なりに考えてみました。
動物の世界を見ると、ライオンや猿のように群れで生活する動物もいれば、虎のように基本的に単独で行動する動物もいます。
少し乱暴なたとえかもしれませんが、人間にも似たような傾向があるように思います。
ちなみに、私自身は**「一人で集中するタイプ」**です。
虎のように単独で行動することが好きで、大勢の中にいるより、一人で静かに集中するほうが性に合っています。
ですから私の場合、ズーム授業はとても合っています。
広い会場で大勢の人と一緒に受講するよりも、自宅でモニターに向かい、先生の講義や動きに集中するほうが、余計なものが目に入らず、内容を深く吸収できるのです。
ところが反対に、大勢の人と一緒に学ぶことで集中力が高まる人もいます。
同じ空間に仲間がいて、同じ方向を向き、同じ動きをする。その「場の力」によって自然に集中できるのです。
そこで私は、この二つのタイプを、
「一人集中派」
「みんなと集中派」
と呼んでみたいと思います。
「一人集中派」は、自分一人でも集中できる環境をつくることが得意です。
一方、「みんなと集中派」は、仲間と同じ場所で一緒に学ぶことによって集中力が高まります。
どちらが良い、悪いということではありません。自分がどちらのタイプなのかを知ることが、まず大切なのだと思います。
もう一つ、ズーム授業からどれだけ多くのものを受け取れるかを左右するものがあると、私は考えています。
それは、**指導者である矢上裕と受講者との「気のつながり」**です。
例えば、私のことをまったく知らない人が、いきなり私のズーム授業を受け、それを長く続けることは、簡単ではないと思います。
なぜならズーム授業は、多くの場合、自宅という日常生活の中で受けるからです。
電話が鳴るかもしれない。家族の声が聞こえるかもしれない。家事や仕事のことが頭に浮かぶかもしれない。
私の話に意識を向けていても、一方では家庭の雑事や雑念に意識を取られてしまいます。
仮に、私への集中が50%、家庭への意識が50%なら、自力整体から受け取るものも、それだけ弱くなってしまうでしょう。
その点、リアル研修では、いったん家庭を離れ、わざわざ研修会場へ足を運びます。
そこには同じ目的を持った仲間が集まり、皆が同じ方向を向いて学んでいます。
日常生活から切り離された**「学ぶための場」**が、すでにでき上がっているのです。
これが、リアル研修の大きな力だと思います。
では、ズーム授業では、そのような深い集中は得られないのでしょうか。
私は、そうは思いません。
むしろ、ズームだからこそできる学び方があると思っています。
そのために大切なのが、指導者とのつながりを自分から深めていくことです。
私の書籍を読む。ホームページのダイアリーを読む。自力整体について自分でも学ぶ。そして実技を繰り返し、自分の身体で確かめていく。
そうやって学びを積み重ねていくうちに、指導者が何を伝えようとしているのかが、少しずつ身体で理解できるようになります。
私はこれを、**「気の通路が太くなる」**と表現しています。
仮に私が授業で「100ワットのエネルギー」を送っているとしましょう。
受け取る側の気の通路が細ければ、その一部しか受け取れないかもしれません。
しかし、日頃から学びを深め、私が何を伝えようとしているのかを理解し、信頼関係ができていれば、モニター越しであっても、その100ワットに近いものを受け取れるようになるのではないか、と私は考えています。
そして、「みんなと集中派」の人にも、ズーム授業を一つの機会として利用してほしいのです。
「仲間がいるから頑張れる」という力も、とても大切です。
しかし、ときにはそこから一歩進んで、
「今日は先生と私、一対一で学ぶ時間なのだ」
という気持ちでモニターに向かってみてください。
画面の向こうに大勢の受講者がいたとしても、自分の意識の中では、
「矢上対私」のマンツーマン授業
だと思って受けてみるのです。
そうすると、ズーム授業の感じ方が変わってくるかもしれません。
自宅にいながら、移動する必要もなく、全国、さらには海外にいても、同じ時間に私の指導を受けることができる。
考えてみれば、これはとても便利で、可能性のある学び方です。
大切なのは、リアルかズームかという形式だけではありません。
私とあなたとの間にある「気の通路」を、どれだけ太くしていけるか。
そして、周囲に仲間がいなくても、自分自身で集中できる環境をつくれるか。
これによって、ズーム授業から受け取れるものは大きく変わってくるのではないでしょうか。
これまで「私はみんなと一緒でないと集中できない」と思っていた人も、この機会に少しずつ、「一人集中派」になる練習をしてみてはいかがでしょう。
モニターの前に座ったら、日常の雑事をいったん横に置く。
そして、
「今からの90分は、矢上先生と私、一対一の時間」
そんな気持ちでズーム授業に入ってみてください。
今までとは違った自力整体の受け取り方が、そこから始まるかもしれません。

その他の最新記事
受講に関するご質問やお問い合わせ、通信会員の入退会、取材のお申し込みなど、各種お問い合わせはこちらのメールフォームよりお寄せください。