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DATE : 2022.05.19

身体は心が物質化したもの

自力整体をしていて、いつも思うことだが、気血水の流れが良くなる気持ちよさだ。

 気が流れることで身体が柔らかくなり、痛みが消え、血が流れることで温かくなり、水が流れることで

老廃脂肪、老廃水分が便から排出され、自力の翌日には1キロほど体重が減る。

「柔らかく、軽く、頭が冴え、痛みが消え、すっきりする」身体になる。

 要するに生きるのに必要最小限しか、身体内に存在しないという爽快感があるのだ。

 これは生活でも同じである。

 部屋の中に使っていない物があるのは、老廃脂肪、老廃水分があるようで捨てたくなる。

 だから私の部屋には今使用するものしかないし、机の上は何もない。

 かばんもカードと札とティッシュだけ。

 いわゆるミニマリストである。

 ダイエッターの方は、部屋の片づけはどうだろうか? 身体の中と同じように老廃脂肪、老廃水分的な、不要なごみが転がっていないだろうか?

 そしてもう一つダイエッターたちは

起きたい時間にアラームが鳴っても、スヌーズを連打して起きられない朝を迎えてはいないか?

 アラームが必要がない、眠り切った爽快感で起きられているかどうか?

 この二つ、つまり部屋に必要なものしか置かず、しかも整理整頓されて、探し物をすることがない生活。

 これは空間管理能力である。

 そして、夜に ダラダラと飲食やゲームやテレビという時間を過ごし、満腹や悪い酔っぱらって寝るような睡眠で、朝アラームがならないと起きられないような生活。

 これは時間管理能力だ。

 結局ダイエッターを成功させるには、「空間整理能力」と「時間管理能力」が求められる。

 そして毎日の自力整体の習慣、つまり「自分の肉体を整えていき、老廃脂肪、老廃水分を出す」という習慣が、自分の部屋の整理整頓、夜寝る前の時間の使い方に 影響を及ぼすのである。

 汚いと気持ちが悪い。 乱れていると息苦しい、ダラダラした自分が醜い、こんな自分じゃ嫌だ。

 という気持ちになれているのかな?

 それとも、部屋の乱雑さは変わらず、寝る前の時間の使い方は変わらず、ダイエットだけを成功させたいのかな?

 私がこのような信念を持つに至ったのは、若い時代21~27歳までの鍼灸師時代である。

自分の治療室を持たない私は、往診治療をもっぱらの仕事としていた。

 患者さんのお家に入るわけだから、部屋の清潔度などがどうしても目に入る。

 そして不思議なことなのだが、訪問するたびに少しずつ部屋がきれいになる患者さんは、治りが早いのだ。 そして部屋の乱雑さ、特に台所やトイレなどの水回りが不潔な人は、治らないどころか、毎回痛む場所が変化し、愚痴と不満が多い。

 その時に悟ったのが、「身体内環境と、身体外環境は同じである」ということだ。

 「身体という外部世界は、その人の心の在り方が、表れているに過ぎないのだ」

 精神論を説いているのではなく、自力整体で身体をいたわる習慣が、心の在り方を変える。

自力整体をしても、心の在り方が変わらなければ、身体も変わらない。

 だから、自力整体は心を変えるために、身体に対する愛の心を目覚めさせるためにやらなければ

全く意味がないのだ。

 ダイエッターだけでなく、すべての人に言いたい。

 「君たちは、身体が喜ぶような朝を迎えているだろうか?」

by 矢上 裕

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