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DATE : 2021.11.03

自殺について

 昨日の夕刊に、昨年の自殺数が載っていた。

 コロナで職場を解雇された若い女性たちの自殺が多くなったという。

 ただ、新聞は前年に比べて何パーセント増だとか、数字の羅列ばかりで悲しみのかけらもない。

 本人の苦しさ、そして残された家族の悲しみ、子供に自殺で失った親の憤りなどは伝わらない。

 これは私だけが感じることかもしれないが、日本人って弱者に冷たいような気がする。というか、弱者の存在に鈍感で、哀れみを感じにくいのではないだろうか?

 自分が弱者に冷たい人間は、自分が困ったときに誰も助けてくれないと思うだろう。 逆に自分が弱者の存在に敏感な人は、自分が苦しい時に「誰かが助けてくれる、誰かに泣き言を話しても聞いてくれる」という信頼感があるのではないだろうか。

 自殺者を責めているように聞こえるかもしれない。

 でも、自殺という結論を選ぶということは、他者への信頼感が、助けを求めるという選択肢より自殺を選んだのだから。

 他者へ助けを求めてもいい、恥ずかしいことでもなく、みじめでもなく、当然の権利として生活保護も受けてもいいはず。

 人間が他者を助けることは美徳でも、優秀な行為でもない。 

息をすることや、自分がかゆいところをかくことと同じくらい自然なことなのだ。 

 もっと他者への信頼感がある、そんな社会であってほしい。 自殺以外の選択肢は必ずあると信じてほしい。

by 矢上 裕

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