いつもありがとうございます　質問があります。

生徒さんが普段は膝の痛みは全然ないのに、朝起きた時と何かのきっかけで、急に膝の痛みがくるそうです。

自力整体では痛くない部分を普段動かされておりますが、またあの激痛が急にくると思うと、身体を動かすことが怖くなってきているそうです。

この急にくる膝の痛みは冷えでしょうか？

アドバイスをいただければ、ありがたいです。

この方は60歳になり、今までメガネ生活から裸眼にされ、どんどんいい循環に身体が変わってこられていたのですが。

よろしくお願いいたします。

矢上　裕です。

　膝のこのような突発的な痛みは、おそらく膝関節の上下をくっつける十字靭帯が緩いために、布団の中で寝返りをした時に、関節がズレてしまっているのでしょう。

　そのズレは風呂タブから立ち上がろうとするときや、日常のいろいろな場面で起こります。

　私がこれまでに治療してきた多くのケースを紹介します。　彼女もこのケースかも。

　股関節のはまり方が外側にねじれているケースが多いのです。つまり外またですね。

　その場合は、大腿骨が外にねじれていますので、バランスを取るために膝は内側にねじれます。

　このズレた膝を正しい位置に戻すために作ったのが、膝縛りねじりです。

　また、足を腰幅に開いて両手を膝頭にあて、膝の内側同士を引っ付けてエックス脚にして、こすり合う実技も、股関節と膝のズレが治ります。

　いずれにせよ、朝起きてすぐにこのどちらかをやるか、　

ふとした拍子に「あ、ひざが痛いな」と感じた時にやってください。

　根本的に直そうと思ったら、自力整体で左右にかかる重心を対称にすることです。

　重心がかかる側の股関節が外にねじれて、ひざが内にねじれるからです。

by 矢上 裕