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DATE : 2019.08.23

芸術家の悲しみと 薬物依存

 今日は「ロケットマン」というエルトンジョン
の伝記のような映画を観た。
 クイーンの「ボヘミアンラプソディー」のフレディ・マーキュリーといい、エルトンジョンといい、何で音楽、ファッションの世界にゲイが多いのだろう。 うーん わからん。
 そして、苦境になるとアルコールや麻薬に溺れる。
 これは わかる。

 文学も含め芸術に才能がある人は、「子供心」
で生きている。その子供心から生み出された作品が、聞いている人、読んでいる人の中にある「子供心」
 が喜ぶのだろう。

 大人になると、利害損得を満たすものでないと、満足しない世界に入る。
「これをやるとどれだけの利益があるか」の価値観に染まる。その大人の価値観と、芸術家の子供の感性との間で苦しんで、アルコールや麻薬に走るのだろうな。

 無邪気な心から自然に生まれた歌が世の中に認められ、その後は世の中に認められる歌を要求され、自発的作品から注文に応じる作品になり、つまらなくなって売れなくなるストーリーだ。

 イチロー選手が引退のインタビューの中でこう話していた。
「純粋に野球が楽しいと思ってやっていたのは、プロの2,3年でしょうね。 それ以降は番付が上がってしまい(首位打者になったので)
後はそれを維持する義務感だったですね」と。

 私も62歳を定年とするまでは、仕事の数字、例えば通信会員数、ナビ数、教室の生徒数、地方の講演での参加者数に加えて、会計士が報告してくる収入の前年との比較など、数字に一喜一憂していたな

 男が持っているテステストロンという男性ホルモンは、目標を達成するまでは命も惜しくないというホルモンだから、私もそのホルモンに支配されていたことは感じるな。

 数字よさようなら。テステストロンさようなら。

 

by 矢上 裕

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