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DATE : 2019.08.22

趣味と仕事について

趣味と仕事について

 例えば漁師に「あなたの趣味は魚釣りですか?」
と聞いたら、「違う、それは仕事だ。食っていくためだ」と答える。
 つまり目的を達成させるために、釣りの道具を手入れするという手段がある。

 逆に釣りを趣味としている人は、釣るという目的は同じだが、そこに至るまでの釣り竿の手入れなど道具への思い入れ、例えば一本の釣り竿で足りるものを10本も持っていて、毎日タオルで磨いている人もいる。

 つまり仕事は目的、趣味はそこに至るまでの行程や道具の手入れを楽しむのである。
 目的の達成は数字で示すことができるから、仕事は数字の達成、趣味とは数字とは別世界だな。

 私も元から仕事人間なので、自分が達成した数字を毎年更新するために、60歳まで頑張ってきた。

 ところが、馬に人参ではないが、仕事人間に数字は目の前の餌なので、これを追い続けている限り数字の奴隷になると思って、60歳を機に数字を追いかけるのをやめて、目的ではなく自力整体を自分がやり、人に教え、直接会えない人に文章で伝え、こうした日記を書くことで繋がりを持ってもらう。
という形になって今がある。

 仕事は数字の奴隷になってはいけない。
 仕事は学ぶ面白さ、成長する楽しさ、うまくいかない時の脱出法を模索し合う仲間との交流を
楽しむがいい。

 仕事が趣味になる。
 この境地を得ることができる 希少な一人に
 自分はなりつつあるな。と感じている。

 私が楽しんで仕事をしている様は、受けている人にも届く。

 そして、一緒に楽しめる場ができるはず。
 

by 矢上 裕

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