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DATE : 2025.07.24

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7月23日(水)プログラム

7月23日(水)プログラム

〇 あぐら座で30秒呼吸法

〇 片膝開き長座で、井穴刺激 ひざを開く場合・・・足の陰経刺激、膝を閉じる場合陽経刺激

〇 眼窩指圧、手のひらで眼球圧迫、ぼんのくぼ指圧、

〇 頭の後ろで手を組んで、背中を反らせていく

〇 脇のばし、腕を内側にねじって大腸経刺激

〇 頭の後ろで合掌、脇伸ばし、踏みこみ

休憩

〇 左右対称体作り

〇 足裏にタオルをひっかけて開いていく、開いた方向へ身体をねじり、両手でタオルを引いて腰ねじり

〇 足を戻して反対側の手でタオルをつかみ、反対側へ倒して腰をねじる。肘からゆっくり下す。

〇 背骨前後理想形作り 腸腰筋ほぐし猫背直し、巻き肩治し

〇 四つん這い身体回しから、片足を両手の間に、後ろ足を伸ばして腸腰筋ほぐし

〇 うつ伏せでのど伸ばし、腸腰筋ほぐしの後、片足を90度に曲げ、反対側の左足を回す。

〇 手で足をつかんで股関節をねじる。

〇 同じ側の手で足首をつかんで股関節を内にねじる際は、反対側の足は真っすぐに伸ばして行う。

〇 両手を顎の下で組んで、膝を開いた状態の下半身を左右にねじり揺すり、胸郭ねじれ直し

〇 肘を直角にして、その側に下半身を倒す肺経伸ばし、手を横に伸ばし大腸経伸ばし、

〇 起き上がって片膝開き長座から開脚座 

〇 立位でひざ縛り、下腹を膨らませて足裏で床を踏みしめる丹田強化(下実作り)、肩甲骨寄せて下げる(上虚作り)

ミニ講義・・・自力整体で関節や筋肉を痛める人の特徴

  • 自身過剰・・・これはヨガなどを経験している人に多く、先生が見本をしている姿を見て、「あ、これなら楽にできる」とやってしまう場合。 私が実技を指導しているスピードがゆっくりなので、自身過剰の人は私の誘導よりも先に動いてしまう。 私はその完成の姿に行く過程で、身体にどのような刺激が与えられるのかを慎重に感じ取ろうとしているのに、それを無視して完成することだけを意識している。
  • 強引・・・ゆっくり筋肉を伸ばしていると、筋肉を痛めそうな強い刺激がやってくると身体は反射的に痛みで知らせようとする。 この「筋肉の伸ばしてはいけないアラーム装置」を無視して、強引に筋肉を伸ばすときに起こる痛み。
  • 私はこれまでに1万回以上も自力整体をやっているので、この二つを意識しないで行ったときは、授業の後に痛みが出て反省したものである。
  • 私が授業中に生徒に注意をしたり、触れないのにはヨガ指導者時代のこんな体験による。

  当時のヨガ指導は生徒と一緒に実技をやらないで、声で誘導しながら間違っている人や、硬い人に手を添えて補助するのが通常であった。 ある日、後輩の指導員が前屈の硬い人が、少しでも柔らかくなるようにと前屈中の生徒のお尻をつま先で突いた。 その後その生徒は坐骨神経痛になり、上司だった私がその生徒の自宅までお見舞いに行き、治療を施したという経験がある。

 ポーズが硬いということは「筋肉の伸ばしてはいけないアラーム装置」が発動しているのに、他人が無理やり伸ばそうとすることで傷めてしまったのだ。 それ以降私は生徒に触れることはしなくなった。

  • 私が筋肉や関節を痛めた時は、決まってお酒を飲みすぎた翌日の授業である。 お酒に限らず内臓疲労がある状態の筋肉は硬くなり、「筋肉の伸ばしてはいけないアラーム装置」が働く。  

それをいつもはできるのだから、今日もいつも通りにやろうとしてやった時に「イタタ」となる。だから朝食ぬきをしないで朝の授業に来ている生徒は、筋肉が硬くなっているので要注意である。

  • 以前は養成募集の際に、ヨガの指導員は応募できないという規約を作ったことがある。 というのはどうしてもヨガ指導時代の癖で、「生徒に触れて無理やりポーズを完成させる」という指導のやり方が抜けず、授業中に自力整体で傷めたという話をよく聞くことが多かったからである。 

結論・・・自力整体は「あくまで鍼灸医学の刺激療法である」 ということを忘れてはいけない。

刺激療法は、適性刺激を筋肉や関節に与えて、その人の持っている自然治癒力を強化するのが目的だから、強い刺激は逆効果になるのである。 だから「生徒が硬くてポーズができない」 事に対して、全く無視して構わない。 (ただし10年やっても硬いままでは、やっていないのと同じ)

 だからこの部分を生徒に徹底させる必要がある。 痛めたのは自己責任、「筋肉の伸ばしてはいけないアラーム装置」を無視した結果である。 自力整体の刺激療法は、ゆっくり、やさしく、慎重にやらなければいけないのだと。  

下の写真は、生徒に触れていたヨガの指導員時代の私

                

by 矢上 裕

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