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DATE : 2019.09.05

自力プログラムと ナビの呼び名について

自力整体プログラムの組み立て方

 「自力整体のプログラムの流れを覚えられない」
  という人がいるので、アドバイスを送るね。

 これは全ての学習や試験に言えることだけれど、
 ある文章を覚えようとするとき、書いた人は何を伝えようとし、どういう順番で伝えようとしたのか」を考えることであり、
 試験は「出題者は受験者の何を求めて出題しているのか」
 を考えることが、答えを導く近道である。

 この「相手の意図を探る」ことが理解と記憶のキーになる。
 頭のいい人は自然にやっていること。

 自力整体のプログラムを作るときの私は、
 治療室に入ってきた患者さんを治療する順番を
 そのままプログラムにしている。

? 診察し身体の中で緊張してこわばっているところをほぐし、治  療しやすいように脱力させる。

? ほぐれた後は、骨盤と胸郭のねじれを矯正治療する。

? 矯正が終わったら、これまで歪んでいたために力が出なかった  大腰筋と大殿筋の強化運動をさせて、力を取り戻す。

? 最後は、この治療が再発しないために、
  楽々と開脚で腰が伸ばせるような足腰にする。

 この4段階を30分程の治療で、 
 全ての患者さんに行ってきたのである。

 だから自力整体を自分でやるときに、
 一度私の治療を受けている患者さんになった気持ちで
 やってみると良いな。
 本当に心地よい、脱力した自力整体ができるから。

 話は変わって、 娘との会話の中で

「何故、自力整体を教える人はナビゲーターで、指導者やインストラクターという名称ではないの?」という質問があった。

 私はこう答えた。

「ナビゲーターは、カーナビからヒントを得た。
車のカーナビの声を聞いていると、一切余計なことはいわない。 運転手がナビの通り運転しなくても感情的にならず怒らない。
このナビのような、先生であってほしいと思った。
 カーナビが運転手の邪魔をしないのと同じように、生徒にしゃべりすぎないで、冷静に誘導に徹するナビが最高。

 自力整体指導者なんて呼ぶようにしたら、
 生徒を自分の思うように支配しようとするような人が
 出てくるかもしれないから」と答えた。

 だから私の立場もナビゲーターであり、多くのナビや生徒が
 希望の場所へ行くのを誘導するのが 私の仕事だと思ってる。

  この方がお互い気を使わなくて、自分の役割に集中できる。

 

by 矢上 裕

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