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DATE : 2019.08.30

後ろ姿に その人の健康や元気は表れる。

NHKのプロフェッショナルという番組で、女性専科の女医さん(76歳)のドキュメントがあった。
 とにかく患者さんがかかえている苦しさを聞き取ることに1時間ほどもかける。
 3分診療の時代、素晴らしいことである。

 ただ、患者さんが話しているときに、相手の顔を見るのではなく、ずっと書き留めているのに違和感を持った。今のパソコンならマイクで話したことを、文字で入力できるから、それでカルテを作り
医者は患者さんの目を見てうなづいたり、身体のゆがみを見ればいいのにと思った。

 私は21歳で治療、診察して以来、相手の言葉より姿を見た方が正確な診察ができると信じて治療をしてきたから、患者さんの言葉だけを頼りに診察するのはどうかと思ったな。

 特に私が重要視するのが「後ろ姿」だ。
 立ち姿の背骨を診ると、その人の症状のみならず、食生活、仕事、信念、悩みまで見えてくる。
 そんな情報を背骨を診れば教えてくれるのに、
「この医者は何という無駄なことをしているのか」
と腹が立ってしまった。

 何故後ろ姿か というと演技できないから。
 
 私は治療師時代、患者さんを治療して後姿を最終的にチエックして、OKならば背中を叩いて「治療がうまくいった」ということを伝えていた。
 「よし、これで万全、明日からガンバレ」
という感じかな。

 古い流行語で、「バックシャン」という言葉があったが覚えているかな?
 人が元気になると、尻が上がる。胸が上がって肩が下がる。顎を引く。スタイルになるが、これが元気な姿。
逆にいうと、気力が湧かない時この姿勢を取ると元気が出てくる魔法のバックシャンである。
くれぐれも後ろ姿を意識した行動をしよう。

by 矢上 裕

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