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DATE : 2019.08.02

11月のナビ連続研修は、26日に決定 時間は同じ

 
 昨日の続き、子育てについて。

 初めて親になる苦労は、誰でも経験があるよね。
 子供が生まれた時「え、まだ子供の私が子供を育てるなんて!」
 そう思うのも無理もないし、私もそうだった。
 だから、スポック博士の子育ての本を読んだり、
 先輩に聞いたりしたものだ。

 でも、子育ての最大の誤りは、子供に対する「上から目線」
 ということだということが 最近わかった。

 どういうことかというと、
 未熟な親を一人前の親に育ててくれるのはスポック博士ではなく、目の前でギャーギャーないている自分の子供なんだと。
 「今はこれをやってくれ」と子供が教えてくれている、
 親はそれに従い、子供の満足を目指すことが最高の子育て。

 これは思春期から青年期、成人になっても同じ。
 子供は親を良く見てるわ。
 鋭いところを突いてくる。他人なら言わない所を。
 そして良いところはしっかり褒めてくれる。
 お世辞抜き、自分可愛さで他人が言う言葉よりも重く真実を言ってくれる。

 「ホームページ日記に家族の事は絶対に書くな」と
 嫁や娘に、厳しく命令を受けている私としては、
その命令を破ることになるのだが、嬉しかったので書かずにはおられない。今回だけは例外。
 家族はこの日記は読んでいないので、
「こんなことが書いてあったよ」と私の家族に言わないでね。

 どういうことかというと、
 私たち夫婦が与論島へ旅行中に、昔のヨガの仲間から同窓会の誘いがあり、私たちの代行として娘が参加した。
10名ほど集まった仲間だったが、子供が後を継ぐという人はいなかったと聞いたので、娘が唯一親の後継者となったわけである。

 昔の仲間は今でも現役の指導者である。
 74歳の仲間は「今日も4タイム指導してきて疲れたわ」
 と述べたと。
 何という体力と驚いたが、逆に余程気を抜いた指導なんだなとも思った。
 私なんか1タイムで完全燃焼するので、次はあり得ないもの。

 ただ気になるのが、「これだけ頑張ってヨガを指導しないと食べていけないのよ」と74歳の女性が言うということだ。

 これまでどんな人生を送ってきたのだ。
ヨガ歴40年、74歳にもなると普通弟子を育て、弟子を指導する収入で十分暮らせるはずである。 
 それができなかったから、今でもスポーツクラブやカルチャーセンターで、安い報酬であちこち飛び回って食い扶持を稼いでいるというわけ。

 娘は海外で結構色々な経営者を見てきているので、同窓会でも「経営者感覚」皆を見ていたようで、私にこういった。

 「ヨガの同窓生たちは、食べる為にヨガを教えていた。
  でもお父さんは違う。 
 こんな社会を作りたいとビジョンを持ち、
 その為に必要なメソッドを自ら発明してきた。
 そして伝える力を磨き、研修や文章で発信して今がある。
  すごい。 
 お父さんと同期の人と比べて悪いけれど、
 彼女たちには師匠から教えてもらったものをそのまま伝えているだけ。 
 新しいメソッドを開発し、常に創意工夫をし続けて進化させていることを当たり前のように思っていたが、違ったわ」とのこと。

 熱を込めて話をする娘を見ながら、
「ああ、やっと親の苦労、頑張り、創意工夫がわかってくれたか」
という喜びと、
「これだけの観察眼と、世界観があるのか、成長したな。
 大人になったな」と思った。

 仕事とは4つの側面があると思う。

一つがライスワークで、生活の糧を得るため。
二つがライクワークで、好きなことが仕事になる。
三つめがライフワークで、人生を賭ける仕事。
四つ目がライトワークで、神から与えられた人類救済の仕事。

 自力整体は 神から与えられた
 ライトワークであらねばならない。

by 矢上 裕

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