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DATE : 2019.05.06

令和の自力整体のあり方

 令和になって考えることがある。

 平成元年から始めた自力整体は平成を駆け抜けて、広がっていった。
 40年前、一人の鍼灸師の思い付きから生まれた「自力治療」
 が発展し、幸運にも著作を通して500名のナビゲーターが
 育ち、私の思いを伝えてくれている。

 私は令和の自力整体は、
 平成の「不調を治す自力整体」から
「身体を見つめ、身体と遊ぶ自力整体」へと脱皮したいと思う。

 犬や猫がグルーミングするように、
 爪が伸びたから切るように、
 歯を磨くように、
 輪っかタオルがいつも横にあって、
 疲れたなと思ったら無意識で身体をほぐす。

 そこには「目的に為に身体を酷使する」という今までの
時代ではなく「目的の為に身体を犠牲にしない」時代が令和時代であって欲しい。

 戦争や対立は「自国・自分ファースト」から生まれる。
 逆に 奴隷のような「他人ファースト」でもいけない。
 自他同時ファーストの令和時代を作らなければ。

 その為にも今後の自力整体は
「硬くて痛いので 恥ずかしいからやらない」という人が
「今の自分の身体を観察し、確かめたいから自力整体をしたい」
 という方向へ変えていきたい。

 老いるということは、今まで出来たことがだんだんできなくなること。そして「鈍くなる」こと。
日々自力整体で身体を観察することは「鈍くなる」ことを防ぐ。
 認知症も転倒骨折も「自分に敏感な人」はならないはず。

 「老化防止」とは「鈍感防止」だ。
 令和の自力整体は「観察の為の時間と場所の提供」であり
「敏感体の維持」を打ち出していきたい。

 「敏感体」は不調になる前に違和感が分かる人。

 自力整体の目指す予防医学は、
 「身体が発する微かな違和感に敏感な感受性を育てること
 に尽きると思う。 

 
 

by 矢上 裕

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