いつもオンライン教室で受講させていただき、ありがとうございます。

質問があります。

産後の方に自力整体をすすめる時に何か注意する事はありますか？

時期や内容で気を付ける事があれば教えてください。

　矢上・・・その方が妊娠中もそれ以前も自力整体を続けてきた人で、仙腸関節の開閉と出産に対する知識を持っている人なのか、それとも何の知識もなく初めて自力整体をする人なのかによって、指導のアプローチが変わります。

　それともう一つは、ナビゲーターがどれだけの仙腸関節と出産、生理の関係を理解しているかも大事です。

　　もし、全くの初心者の人に私ならこう教えます。

　　「出産という大仕事を終えられたお母さんの骨盤は今こうなっています」という話から始め、「歪んで広がった骨盤の左右差を矯正し、後に引き締めて妊娠前の状態に戻すことができる」ということを伝えます。

　出産で骨盤がゆがんだままで、子育てをするのは大変だし不調が続くので、自力整体に出会えてラッキーだったことを伝えましょう。　具体的にどうするかは、「今オンライン教室で行っている実技」をそのまま提供してください。

　自力整体の動きは全て、「仙腸関節を整えてから引き締める」という

「産後整体」なのですから。

　うまく整体されると視力が良くなりますし、母乳も良く出るようになります。

　ちょうど今、オンライン教室では瞑想と実技が交互にありますので、精神的なやすらぎも得られることでしょう。

　下の写真が仙腸関節です。（「仙腸関節の機能解剖」より抜粋）

これが左右5対5で開いて出産する場合はいいのですが、

片方の開きが悪くて3対7という開き方をした場合、開きすぎた側の仙腸関節や股関節に痛みが出てきます。

　これをうまく閉じた側をゆるめて開き、開きすぎた側を引き締めて、5対5にするのが、産後整体です。

　あなたの手腕に期待しています。　

by 矢上予防医学研究所