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DATE : 2020.08.19

踏み込みの効果、昨日の続き

 昨日の人(60代女性)の腰痛の報告を聞いて、思い出した。

 私も26歳の時に、ひどい坐骨神経痛と腰痛で悩み、ヨガに入門したのだった。治療家をしながら自分の坐骨神経痛が治せないのだ。

 原因はお酒なのはわかり切っていた。だから自分を変えるにはお酒を飲めない環境、厳しく修業する場が必要と思い、厳しいヨガの世界に入門した。

 しかし、坐骨神経痛もちでは、ヨガのポーズが痛くてできない。特に前屈は坐骨神経を刺激するので、もう拷問である。

 そんな時に、先輩から「踏み込みのポーズ」をしてごらんと言われ、下の写真のようにやってみたが、片方ができるが片方の踏み込みは坐骨神経痛でとてもやれるものではなかった。

 それでも、一人の先輩が私の後ろに回り、ひざを持って、かかとを滑らないように先輩の足で抑えてもらい、もう一人の先輩が前に回って、私の肩甲骨を左右交互に押してくれた。

 歪んでいた私の肩甲骨と骨盤を、二人の先輩が修理をしてくれたのだ。

 その時、肩甲骨と、骨盤周囲が、バリバリと音を立てて正しい位置にハマっていくのがわかった。私にとっては殺されるかと思ったくらいだ。

 その後である。あの苦しかった坐骨神経痛が消えている。前屈も楽にできる。

  そしてヨガのポーズテストも無事合格し、9年間のヨガ生活ができた。

 私にとって「踏みこみ」は 命の恩人である。私の時と同じ効果を味合わせたくて自力整体を考案した時には、いの一番に踏みこみを入れた。

 昨日の体験者のメールを読んで、40年前の自分の姿がよみがえった。

 

by 矢上予防医学研究所

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