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DATE : 2025.01.25

1月24日 (金) のプログラム と講義

1月24日 (金) のプログラム

〇 30秒呼吸法と1分間の息止め

  

〇 開脚座の刺激

〇 片足を曲げて、足指の刺激

〇 横に伸ばした足を内側の折り曲げ、アキレス腱マッサージ、脾・胃経刺激

〇 正座で足の指反らし、足の爪刺激

〇 左右行ったら開脚座で腎、膀胱経刺激

〇 正座で足の指反らし、足の爪刺激

これで足の肝、胆経、腎・膀胱経、脾・胃経の通り道を拡げておく。 

〇 四つん這い身体回し、左手の甲を床に押し付け、内関を膝で指圧(指で指圧するよりも、やはり従来の四つん這いで膝で圧迫する方が効く)

手の指反らし、手のひら、手首を伸ばし、

同じ側の片足を後ろにして後ろ足の鼠径部をほぐした後、

肘を付けて頭の後ろで合掌し、胸を下げ背骨に反りを作る。

(手首をほぐしておくと鼠径部がほぐれる)

〇 立位での3つの上虚下実作り

 (上虚とは上半身が脱力していること、下実をは下半身が安定し、地に足が付いていること)

1,腰にタオルを当てて、お腹側のタオルを恥骨に向かって下げ、下腹部を膨らませる下実作り。

2,タオルを手のひらで外に開き、肩甲骨を内に寄せて下げる上虚作り

3,タオルを背中に当て、背中を丸くして開き、胸椎を後ろへ湾曲させる上虚作り

〇 経絡刺激


〇 大胸筋を手でつかんで凝りを確かめた後、手の親指の肺経の井穴、魚際刺激の後、肺経伸ばしの後に指を組んで手首ねじり

ほぐした後は、手のひらを上に向けて腕を外側にねじりながら肩を回す

立位での3つの上虚下実作り


〇 心、小腸経と目は深い関係があり、まず眼窩指圧、ぼんのくぼ指圧をやってから、手の小指内側の心経の井穴、腕骨刺激の後、心経伸ばし。 

ほぐした後は立位での3つの上虚下実作り


〇 顎や歯と大腸経は深い関係があるので、顎の下の胸鎖乳突筋の硬さを診てから、手の人差し指の大腸経の井穴、合谷刺激の後、合谷&大腸経伸ばし ほぐした後は立位での3つの上虚下実作り


〇  三焦経と耳やこめかみの凝りと深い関係があるので、こめかみの指圧と耳を引っ張って回してから、手の薬指の三焦経井穴、外関刺激の後、三焦経伸ばし 手のひらを上に向けて腕を外側にねじりながら肩を回す。立位での3つの上虚下実作り

〇 みずおちの凝りと心包経が関係があるので、心包経刺激の前にみずおちを押してから、心包経の井穴刺激を行う。立位での3つの上虚下実作り

〇 仰向け休憩

〇 輪っかタオルを足裏にひっかけて  腎・膀胱経刺激

〇 両足にタオルをひっかけて上に蹴り、上体の力を抜いて背中を丸める。のと、がっせきで床に降ろし、腰を反らせながら腹式呼吸でおなかを膨らませる

〇 肩にタオルを当てて、肩を下げる。

〇 座って、開脚座の時にミニ講義

〇 立って腕を脱力しながら左右に振り、仙骨を手の甲で叩く でんでん太鼓

ミニ講義

 本当の正しい姿勢とは、骨格の遺伝など生まれつきのものがあるから、一人ひとり違う。

正しい姿勢とは上虚とは上半身が脱力していること、下実をは下半身が安定し、地に足が付いていること、そして深い呼吸が自然にできていることである。

これは、身体のあちこちに生まれる凝りや力みが完全に抜けた時に生まれるので、人為的にストレッチしたり、筋トレをして生まれるものではない。

つまり、今の姿勢とはあなたが力んだりして慢性の緊張を作り出している姿勢なのだ。

脱力するためには、経絡治療以外にはない。気が通れば筋肉が心からゆるむからだ。

元横綱の稀勢の里がテレビで言っていた言葉が、正しい姿勢の重要なヒントになるので紹介する。

「上半身を脱力しないと、足腰に力が入らないのです。土俵際で相手の力士を寄り切るときに、上半身を完全に脱力して相手に身を預けるようにすると、相手は反撃できないのです。 しかし上半身に力を入れて相手を寄り切ろうとすると、逆転負けをくらうのです。

 また不思議と上半身を脱力すると足腰に力が入り、土俵に根が生えたみたいに盤石になるのです」

まさに、この稀勢の里の言葉は、老人の転倒骨折防止のヒントになるのではないか

老人は足元がヨロヨロ、上半身はガチガチである。 これが稀勢の里の反対の姿なのだ。

だから今回の授業より、(いや、いつも意識はしているのだが) 改めて、立って手を前後に振りながら脱力をする太極拳のスワイショウや、脱力しながら上半身をねじって手の甲で仙骨を叩く仙骨叩きを実技の途中や最後に入れていきたいと思う。

 他に、太陽の光を目に入れると認知症予防や近視直しになる話をした。

下の写真は稀勢の里

by 矢上 裕

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