JOURNAL

お知らせ・日記・動画など

DATE : 2023.07.06

骨盤の左右のアンバランスへの対処法

一度ぎっくり腰を起こした骨盤というものは、元の水平骨盤にはならない。といいました。

どうなるかというと、水平でない骨盤になると椅子に座るだけで腰にストレスをかけてしまいます。つまり、下がった方の骨盤の座骨にばかり体重がかかって、腰椎が横に曲がってしまうのです。

特に現代人の仕事は椅子仕事がほとんどですから、私も執筆で

椅子時間が長いので、長時間の執筆の後は腰が痛くなります。

それで二つの工夫をして椅子仕事をしています。

一つは椅子に座っている時は膝を縛ることです。すると左右の座骨の高さのアンバランス

が比較的最小限になるのです。

中学の女の子に勉強中にさせてみたところ、

生理痛やPMSがなくなったとか、集中力が

高くなったとか、冷房の中でも足が冷えなくなった。という声を聞きます。

それでも、左右の座骨の高さのアンバランスがあると感じる時は、「座骨枕」を使います。

 私は左の座骨が下がり、右が上がっていますので(ほとんどの人はそうです)左座骨にばかり体重がかかり、椅子から立ち上がった際に腰が痛くなります。なので右の持ち上がっている座骨の下に一センチほどの枕を敷きます。(右写真)この枕は文庫本でも代用できます。

この状態で左右対称で椅子仕事をしますと、座った後の方が腰の調子が良くなります。

 

〇 骨盤を水平にすることの重要性。

左右の座骨の低い方が左、高い方が右の人の場合はどう、全身に影響していくかというと

1,座骨の低い方へ体重がかかるので、膝の痛みが出てくる。

2,座骨の高い方が腸腰筋が緊張するので、腰痛や股関節痛、お尻の仙腸関節痛が出る。

3,座骨の低い方の方が下がり、五十肩になりやすくなる。

4,座骨の高い方の腰が縮んで肩を引っ張り下げる為、右の肩こり肩の動かしにくさになる。

5,座骨の低い側に体重がかかり、歯もその側で噛みやすくなるので歯が悪くなる。

6,座骨の低い側に偏頭痛が起こりやすい。

7,座骨の低い側の梨状筋と上双子筋が硬くなり、坐骨神経痛が起きやすい。

これらの症状は座骨を水平にすることで解消できます。

by 矢上 裕

OTHER POSTS

その他の最新記事