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DATE : 2023.07.01

自己観察力こそ、自力整体力           オンライン研修の感想

矢上先生、珠野子先生

 こんにちは。土曜日は、ナビゲーター研修をありがとうございました。

やはりリアルタイムで受講すると、臨場感と言いますか、心の持ちようも体のゆるみ方も異なるのだということを実感しました。

できるだけ今後もリアルタイムで受講できるように調整したいと思いました。

濃密な時間をありがとうございました。

さて、新しい実技ですが、ダイアリーの内容も頭に入れた上での骨盤矯正・お尻に力を入れる動きをしてみたところ、目から鱗と言いますか、新しい発見にパアッと目が開かれる鮮烈さを感じました。

ここ数年は週に5~6回の教室を開いており、その継続により、2015年のナビゲーター研修に通い始めた頃の体と比べて、内観的にも外観的にも全く違う体になったと感じています。

まず、縮こまっていた足指が動かせるようになって、地に足が着いて肚が座ってきたと同時に、肩が下がって上半身が軽く、深い呼吸ができるようになりました。

電車に乗っている時や歩いている時など、ふとその上半身の軽さ・下半身の安定感に我ながら驚きます。

大声で歌を歌う時、役者として声を出す時に、おなかの底から声が出るし、小さな声もちゃんと届けることができて、なおかつ頭がぐらぐらと動かないのに、手足はしなやかに動く。身体のパフォーマンスが、若い頃よりずっと上がりました。

そして、自力整体の実技をしている時の多幸感。自分の心がちゃんと自分の体とともにあることに深い喜びを感じ、積み重ねてきたことがここに来て、一段階も二段階も上がったのを感じます。

体の反応が以前よりもずっと早く、今回初めての実技にもすぐに体が反応してゆるもうとする。先生が意図されたことに頭も体もすぐに反応します。楽しいことこの上ないです。

今回の実技の直後には、すぐに柔らかい排便がありました。朝に排便した後だったので、滞留便だったのだと思いますが、一気に体が軽くなりました。その後、この1週間、実技の後には毎回排便があるようになりました。

おなかをほぐす動きと、寝転がっての骨盤矯正時にお尻に力を入れる動きに反応しているのだと思います。

少しウェストが細くなり、体水分率が上がりました。

とは言え、

私は、30代半ばで左下奥歯をなくしため、ご飯を食べるときはいつも右側で噛んでおり、常に右の胸鎖乳突筋が凝り、実技でほぐした後も、右首筋の凝りは変わらずあります。

夜は、マウスピースをして寝ないと強く噛みしめてしまうようで、そうすると右下奥歯の割れた根っこが炎症を起こしてしまうこともあります。

この右側でのみ噛んで食べることから、体のゆがみが生じ、その後の出産を経て、

更に右仙腸関節がゆるみ、右骨盤が後傾気味で、だから右側に子宮筋腫があり、右足がむくみやすく、右足がいつも左足に比べていくらか太く青黒いという状態になったのだと思います。

今は開脚時にも苦痛がなくなり、前屈して額から胸まで着くようになりましたが、

今もまだ、右お尻と太ももの境目のあたりにかすかな凝り・ツッパリ感を感じています。

しこ立ちで上半身を前に倒す時も、同じあたりにかすかなツッパリを感じます。

自分的には、左足重心で、右鼠径部に張りが残り、右足小指側の力が抜け気味と感じており、

実技の後は凝りがいくらかゆるむものの、また翌日には残っているのを感じてきました。

先生がダイアリーで書いていらしたように、噛みしめ(嚙み合わせのズレ)が、体を常に緊張させ続けているのでしょうね。

だから、体がこんなにも大きく変わったけれど、この右首筋の凝りと、右腸腰筋の凝りと右お尻下のわずかな突っ張りは変わらず残るのかなあと少し諦め気味ではありましたが、

今回のお尻に力を入れるという実技によっていくらか改善できるかもしれない、と希望を持ちました。

下の写真のように仰向けで片膝立ててお尻を持ち上げてみると、左右のお尻の力の入れ具合が異なり

立ってお尻に手を当てて、左右それぞれのお尻に力を入れようとすると右のお尻に力が入りにくいということを初めて自覚しました。驚きでした。

それからは、この一週間、お尻に力を入れて足を開く実技を繰り返すことで、なんと右側のお尻に力が入るようになってきました。これを繰り返すことで、拮抗筋の腸腰筋の縮みがいくらか改善して右仙腸関節が閉まってくるかも、少しづつ右お尻の力を使えるようにしてゆけばよいかも、と光が見えたような気がしています。

教室でも、実技を始める前に、立って、お尻に手をあてて左右のお尻の力の違いを感じてもらい、

実技の後に、再び同じ動きをしてみると、明らかに最初と違うお尻の筋肉の力が感じられ、皆さん驚かれています。この驚きは、変化の糸口を感じる喜びです。

立って、左足重心の時は左のお尻の筋肉が閉まり、右足重心にすると右のお尻が閉まる、というのも実感できました。この2か月間、お尻を意識するということを続けてみます。変化が楽しみです。

生徒さんも、お尻に力を入れて足を開く動きで、今までにない下半身の伸びを感じたと言っていらっしゃいました。今日は特に下半身が安定しているように感じた、と喜んで帰られました。

胸から上が虚、お腹が実、太ももから膝が虚、足元が実、という言葉がよくわかった、とも。私も、この言葉に大いに納得しました。

最近は、新しく来られる生徒さんも多く、皆さん、自力整体に出会えてよかった、自分の体のことが少しずつ分かるようになってきて嬉しい、教室が楽しみ、ここがあってよかった、と言ってくださる方が増えました。

こんなに嬉しいことはありません。私自身が自力整体に出会えてほんとうによかった、と心の底から思います。

いつもありがとうございます。

ソマティクスの本も、ご紹介ありがとうございます。腑に落ちる言葉ばかりで、どのように生きるかという哲学的な問いにも近づいてゆくように思えます。

じっくり読み進めてゆきます。

たくさんの学びをありがとうございます。日々精進します。

これからもどうぞよろしくお願いします。

 矢上 裕です。 ここまで理解していただくと自力整体設計者としてとてもありがたいです。

 設計者の狙い、意図するところを理解し、それを実践して即自己改善に結び付け、それをまたうまく表現して伝えてくれる。 本当に助かります。

 文章が長かったので、次の自力整体ダイアリー講座「何故お尻を鍛えると腰痛がなくなるのか」で解説しましょう。

 

by 矢上 裕

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