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DATE : 2022.10.16

仙腸関節矯正 仰向け、立膝、膝の内側こすり回しをやってみた記録

 今日は、あるナビゲーターの男性生徒からの、報告を紹介します。

  これだけ、鋭敏に自分の身体を観察し、記録できる人はめったにいません。

 仰向け、立膝、膝の内側こすり回しをするときに、イメージの参考にしてください。

2022年10月15日

1日目

・仙腸関節矯正の話を聞く。

「仙腸関節」は初耳だったが、たぶんあの辺りのことだろうと思う。

椅子に長時間座っていると、腰痛になりそうな感じに腰のあたりが固まるが、

お尻を突き出す感じでワイドスクワットを10回ほどすると、腰とおしりの間の背中の下の方がほぐれた感じになり腰痛にならない。

仙腸関節はたぶんあの辺りのことだろうと思う。

10年ほど前まで慢性の腰痛だったが、今は椅子に長時間座るなどしなければ、ほぼ痛むことはない。

・「仰向け、立膝、膝の内側こすり回し」をやってみる。

やっている間、手応えのようなものはなかった。

しかし、その後しばらくしてから(数時間)、正座した状態で背中を丸めてから伸び上がるようにして背筋を反らすように動かしてみると、腰のあたりの背骨がポキポキと軽く鳴る。

背骨の一つ一つの接合部が鳴っている感じがする。

こういうことは始めてだった。

2日目

・ネットで仙腸関節について調べた。

画像で位置を確認するとやはりあの辺りだった。

矢上先生のブログで「右の仙腸関節がズレやすく、緩みやすく、左が逆に締まり過ぎている。」

とあって、よりイメージがしやすい。

・「仰向け、立膝、膝の内側こすり回し」を、足の位置や膝の開き具合、足の踏ん張りの力加減、お尻の穴を閉じる力の入れ具合など、少しずつ調整しながらやってみる。

右足は回しやすいが、左は回るというより前後の往復運動になりがちで難しい。

・しばらくやっていると、何周かに一回、どこかのタイミングでポキンと腰の後ろあたりが鳴る。

右膝が左膝の下側をくぐって、お腹の方へ戻ってくるタイミングで鳴っている。左膝では鳴らない。

・やり終わって、また背筋の曲げたり伸ばしたりをする。

昨日の位置よりやや上の背骨でポキポキとなる。

鳴り方もやや細かくポキポキポキという感じ。

・肩を回してみると同じように細かくポキポキとなる。

仙腸関節矯正をやるまではこの動きをすると、肩が大きな一つのパーツのような感じで、それが動いてゴキンゴキンと大雑把に鳴る感じだったのが、肩が小さなたくさんのパーツでできていて、その細かなパーツが少しずつズレてポキポキと軽く鳴る感じがする。

・背骨も、一つ一つの骨が縦にたくさん並んでいて、それらの継ぎ目が一つ一つ動いている感じがする。こういう感じは初めてだったので、よろこんで体をいろいろと動かしてみる。

どこもこれまでよりも可動域が増したり、骨が細かくつながっている感じで動く気がする。

調子によってやり続けていると、体のあちこちでピリッとした小さな痛みがでる。

左手の薬指の甲のところ、右足の膝の内側、左手の脇の下のちょっと上など。

なんとなく、今まで全く動いていなかった小さな筋が、可動域が増えたせいで無理やり伸ばされて傷んだためのように思う。

3日目

・朝起きると体のあちこちが小さく筋肉痛になっている。

あまりにも使わずにいた小さな筋肉が動かされたからではないかと思う。

・体を動かすと相変わらず軽くポキポキと鳴る。

腰の下の方はスッキリした感じになっている。

代わりに背中の上の方、肩のあたりにギクシャクした感じが際立ってくる。

肩をいろいろな仕方で動かしてみる。

首も動かしてみる。細かくポキポキと鳴るのが気持ち良い。

・なんとなくできるようになっているのではと思って結跏趺坐(座禅の座り方)をしてみると、あっさり出来る。以前はどちらだったか、片方でかろうじて足がかかるかどうかという感じだったのが、右足上も左足上もどちらもできる。

これまで一度もこんな風にできたことがなかったので、これにはかなり驚いた。

4日目

・朝起きたときに、奥歯の感じがいつもと違っていて、もしかしたらと思って朝食のときに確認したら、噛み合わせが変わっていた。

これまでは左奥歯でしか物を噛めず、右奥で噛むのは、意識してやろうとしてもかなり難しかった。

それが右奥で普通に噛める。

・以前「食いしばり」で左下奥歯を噛み割ってしまったことがある。

歯医者で診てもらうと、下顎が左にかなりずれていると言われた。

そのために噛み合わせが悪かったのだが、それがほぼ両方の奥歯で均等に力がかかっている感じがする。これも驚き。

・体中にあった筋肉痛はほぼ気にならなくなる。

・背中の後ろ、真ん中ぐらいの高さまでスッキリした感じが上がってきている。

肩から首あたりは、まだゴリゴリと凝っている感じだが、それも軽くなってきている。

その後

・劇的な変化はないが、上半身、特に肩と首のあたりがかなり楽になって、首を左右にひねったり、上を見上げたりしたときの可動域が増えて、ひねったときの痛みも減った。

・猫背で慢性の肩こりだったが、それが今までにないほど軽くなっている気がする。

・仙腸関節は「ロック(鍵)」のような感じがする。

仙腸関節がほぐれるとこのロックが外れて、背骨全体や肩の自由度が上がる。

鉄の鎖は通常時は自由に動くが、なにかの拍子に鎖をひねるとガチッと全体が固まってしまう。

あんな感じで、仙腸関節がロックされると背骨全体が固まってしまうイメージ。

 矢上 裕です。

by 矢上 裕

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