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DATE : 2022.06.19

仕事について・・・

 

 仕事をしてきて、約50年になる。

 「自分にとって仕事とは」 と 思いながら日々を過ごしてきた。

仕事に対する人の意識はそれぞれだろう。 食べるために仕事をする。 という人や

好きだから、ライフワーク、成功をめざすビジネスだ。という人など。

 私にとっての仕事は それらとは異なる気がする。

 「仕事が私を救ってくれている」 「仕事が私を鍛え、磨き、成長させてくれている」

という感覚が常にある。 だから手を抜くことはできないし、準備を怠ることもできない。

 20歳の頃、当時大学生だったが思ったことがある。

「自分はひらめきすぎる。 おかしいと思ったことは改善しないと気がおかしくなる性格だ。

そんな私が長いものにまかれて、自分の意見を飲み込む集団の中での仕事はできないな」 と。

 だから大学を卒業してサラリーマンになる学生仲間とは違う道を選び、中退して鍼灸の道に行った。

 鍼灸の道は自分の腕次第だ。 私のひらめきと工夫、新しい創造を誰も邪魔しない。

 これ以上の、幸せはないと思った。 自由に自分のひらめきと創造を仕事にできるから。

 そして、自力整体を発明して本を書いているときに、こう思った。

 「私のひらめきや創造は、私の能力ではない。 誰か知らないが、その発想を私に与えてくれる人がいるのではないか」 もしかしたら、「私を指導してくれているガイド」に導かれているようだ」 と。

今の私は そのガイドを「自力の神様」 と呼んでいる。 

「彼がこの世の中を 健康を他力依存ではない、自力解決への道へと未来を導いていこうと

私を見つけて、自分の手足として働かせようとしたのだな」 と思っている。

 私の仕事観は、世間の成功でも、評価でもない。

 ただ、「自力の神様に 今の仕事ぶりを褒めてもらえるかどうか」 なのだ。

 日本語で「仕事」と呼んでいるのは、「誰かに仕える事」という意味である。

ワークでもなく、ジョブでもなく、ビジネスでもない。 

 私は自力の神様に仕えているのだ。 そう思って明日からも 仕事をしたい。

by 矢上 裕

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