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DATE : 2021.10.27

東日本大震災被災者への自力整体報告

1027矢上先生

ナビゲーターの○○です。

この度は福島原発保養活動にパンフレットをお届けくださり、ありがとうございました。

福島の12組の家族の皆さん、スタッフで参加している方と、朝、みんなで自力整体からスタートし、日中は個別に実技を交えながら、体のことや暮らしのことなど、参加者の方とお話しさせていただきました。

その中で一番感じたのは、巻き肩の方がとても多かったこと。話をよく聞くと、東日本大震災、原発事故から10年たった今、保養に参加していると近所や友達に知られると、

「まだそんなこと気にしているの?もうそんなこと言ってもしょうがない」

と白い目で見られる、放射能の脳、放射脳とか言われるから、保養に来たことは誰にも言わずにきたという方もいらっしゃいました。

線量はまだまだ危険な数値だから、放射能のことを気にせずにはいられないし、自分の体も心配。だけど世間の目も気になる。という、体だけでなく心もどこにおいても落ち着かない、安心できない状況がずっと続いている、ということだったので、いつも心も体も縮こめて暮らしていて、だから胸を張って大きく手を広げて息をすることができず、それが巻き肩という形で出ているのだろうなと思いました。

こんな人が一番自力整体が必要。

自力整体を知ってほしい。続けてほしい。

心からそう思いました。

一緒に自力整体をしていると、たくさんの「ああ、気持ちいい」という、緊張がほどけていくような笑顔が見れました。

自力整体をしている間だけは、安心安全リラックスできる。そんな時間をお伝えできることが本当にありがたくて、自力整体を開発してくださった矢上先生に感謝しっぱなしの時間でした。

今振り返っても、一番届けたい人に自力整体を届けられたんじゃないかと思います。自力整体の可能性とそれに携われていることに感謝しています。

「原発が事故を起こして以来、この10年一度も原子力緊急事態宣言が取り下げられていない。この福島で生きることの厳しさに蓋をするのではなくて、笑うことや、食べることや、暮らすことや、選択することに丁寧に向き合って心と体が少しでも楽になる方法を一緒に考えて実行していくことが、これから先、何年も、何十年も、必要だと思っています」

と主催の方がおっしゃっていました。

1回目の半減期が30年と言われています。少なくともあと20年は続けていきたいとおっしゃっていたので、私も今後も保養活動に参加させていただこうと思います。

そして、さっそく参加者の方からZoomでの私の教室に申込をいただきました。

今後も画面越しですが、同じ時間を自力整体を通して過ごせることがとても楽しみです。

とても貴重な経験となりました。

ありがとうございました。

矢上 裕です。 

とても良いことをされましたね。 

メンタルの癒しに自力整体は最適です。

特に緊張の解除に関しては、他の追随を許さないほどです。

これからも、応援してください。

by 矢上 裕

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