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DATE : 2021.08.30

平均値に支配されるな

先日「数字の奴隷になるな」という話をしましたね。

 今日は「平均値に支配されている日本人」という話をしましょう。

 今朝、妻がこんなエピソードを話してくれました。あるお医者さんと家族のやり取りです。

 お医者さんが担当していた80歳のおばあちゃんが亡くなりました。

 すると家族はこういったそうです。

「おばあちゃんの死は早すぎる、日本人女性の平均寿命は89歳なのに、なぜ80歳で死んでしまったのか」と。

 その話に留まらず、今や70歳で死ぬと「お若いのに」と言われます。

 ましてや、私などは自力整体の人だから、70で死ぬと何といわれるかわからない。

 「死ぬ年齢まで、あんたにとやかく言われたくない」 平均値を持ち出して「若いのに」なんて余計なお世話だと思いませんか?

 平均値の他に、世間並とか、偏差値、とか、常識の範囲とか、服装の「地味とか派手、無難」という基準も

世間が見て地味であり、派手に見えるわけであり、自分が好きかどうかは関係ないわけだよね。

 ファッションの流行を作り出しているのが、アパレル業界の人の戦略であるのにも関わらず、「あの人の服装は流行おくれ」だと言ったり。 

ただファッション業界の戦略に乗せられているだけなのにね。

自分の人生を振り返ってみれば、もう生まれつきと言って良いくらい「皆と同じ」が嫌いだった。

だから、親からの「しつけ」という洗脳をかいくぐり、教師からの「調教(教育とはいえない)」という洗脳をかいくぐり、マスコミからの「常識」洗脳をかいくぐり、友人からの「変わり者」という決めつけを受けながら、 ここまでやってきた。

別に平均値のままに生きてもいい。

しかし、そんな生き方で深呼吸などはできないぞ。 

肺の半分まで息を吸って吐くだけだ。

その点、ぼくら変わり者は 肺の奥深くまで息を吸い、深く大きく長く思う存分吐くことができる。

成功する人生かどうかはわからないが、息を思う存分自由にできるだけで幸せな人生ではないか。

 だから今の若者が、会社の常識である飲み会を断り、車業界が必死で買わせようとしている車に興味がなく、女の子にもてるための必死の努力もせず、出世のために生きることをノーという姿勢は

 これからの新しい自由な生き方で、大賛成である。

 物を買わせる企業のトレンド、流行戦略に乗せられないだけ聡明だと思うな。

 今の若者の「低収入で低消費(物を欲しがらない)生き方」こそが、「地球の環境破壊」を止めるだろう。

 自分の頭で考えて決め、人の意見にいちいち反応しない悠然とした生き方。これが最高。

 

by 矢上予防医学研究所

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