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DATE : 2019.10.01

今日の自分教室で 感じたこと

教室の授業がない今日は、銭湯で足をしっかり温めた状態で
 研究所で、90分の自力整体、自分教室をやった。

 この自分教室で新たな技を発明するのだが、
 今日も大きな発明があった。
 それは腸腰筋をほぐす自力整体の発見だ。
 二人でやるほぐしを、自分でできることがわかった。
 来週にカレンダーの撮影があるので、新しい技の流れを作りたい。
 来年のカレンダーには、すべて娘がモデルになる。
 やはり、ビジュアルを重視することにした。

 最初の本を出した1999年、全てのモデルを自分でやったが、
 その時、「老いた時どこまでモデルができるだろうかな」
 とふと考えた時がある。

 もちろん、DVDなどは私が指導しているので当然私がモデルになるが、写真に関しては、特に毎日見るカレンダーなんかに、
 私のような中年男性を毎日見るのではどうかなと。
 自力整体関係者であればいいかもしれないが、
 家族が見ると、変なオジサンがいると違和感があるよね。

 先月まで若い女性がモデルだったのが、
 いきなり中年男性に変わるとね。

 毎日自力整体をやっているけれども
 私自信身体が硬くなってきているのを感じる。
 自力整体は万能ではないよ。
 それなりの年に応じた硬さになる。これは自然なこと。
 だから私がモデルになるといけないな。

 ちょっと淋しいけれど「最初の本を書いた46歳のあの日に感じた、モデルは若い人に」という齢がやってきたな。

 自力整体をやっているから病気しない、
 老化しないと思ったら駄目よ。
 自力整体をやっているからこそ、まともに病気をし、
 まともに老化するのだぞ。

 ただ、世間の人と違うのは、
「医学やサプリで若さや健康を取り戻そう」と頼るのではなく、
「病や老いを受け止めて、賢い病み方、老い方を工夫できる人」
 が自力の人。

 毎週暗がりの部屋で行っている私の自分教室は
 神聖な瞑想の場になっている。
 完全に世俗を離れ、悟りへとつながる修行の場であり、
 忙しさから、他人から離れ、自分自身とじかに向き合う
 ことができる贅沢な場である。

 自力整体を通じて、これほど自分自身と向き合い、
 老いを受け止めることができるならば、
 死は恐怖ではなく、有難く迎え入れる祭日であるなと 
 感じた自分教室であった。

by 矢上 裕

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