JOURNAL

お知らせ・日記・動画など

DATE : 2019.09.25

自力整体の実技のやり方について

 自力整体の実技のやり方について

 実技を誘導している時の私の身体はつねに揺さぶられている。
 それは脱力するためのゆさぶりもあるが、
「関節や背骨の微かなズレが元の位置に、コキッとハマり直してくれないかな」という願望を持って揺すっている。

 身体がつらい時に、自力整体をやっているうちに「コキッ」と
微かな音がしてハマり、つらさが消えてしまっていたという経験をしているからだ。

そのような経験をした人の一人に、中学以来の近視が、50代で、自力整体中に首の骨が「コキッ」と音がして「正しい位置にハマった」と感じて以来、近視が治り、64歳の今まで再発していない人がいる。

その人だけでなく、自力整体で奇跡的な改善をしているひとは、
共通して、ゆさぶり中に「コキッ」という音が聞こえて
「正しい位置にハマった」という体験をしている。

これが自力整体の醍醐味なのだが、
揺さぶらない実技をしている人もいる。

「揺さぶらないで何が整体法?」と私は思ってしまう。
 ポーズだけを完成させて動かなければ、ヨガではないか。

 整体という意味を分かっていない。
 整体をは、「自分の背骨や関節を本来の位置に戻す作業」
 を意味するし、整体師はそれをするプロである。
 
 自力整体では、「振動を与えてこびり付いた錆びを落とすことで元の動きを取り戻す」という方法を採用している。

 健康であるということは
 古いものを捨て、新しいものに置き換えるという作業が
 スムースにできていること。
 病気とは、排泄すべき古いものに支配されている身体のこと。
 病人は関節や背骨には常に古いものがこびり付き、
 その動きを狭くしてしまい、腸には食べ過ぎて消化しきれていない老廃物が居座って、腸の壁にへばりついて腐敗している。

 健康になるには、関節や内臓にへばりついている老廃物を
 そぎ落とし、新しいものと取り換えなければならない。

 身体の主張はこうである。
「関節の錆とズレを元に戻して自由に動けるようにしてくれ」
「快楽で食べるな。生きる最低限の食べ方をして、内臓の仕事を減らしてくれ」そう欲求していると思う。

 私はそれに従う生き方を選んだ。
 そして その生き方に賛同する人と共に生きている。

by 矢上 裕

OTHER POSTS

その他の最新記事