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DATE : 2020.10.25

研修にフラッシュメモリーを忘れた。

 昨日は香川研修であった。

 研修にはパワーポイントを使うので、前日から映写機、パソコン、コードなど準備怠りなく用意した。重かった。

 新大阪駅について切符を買おうとした瞬間、パワーポイントの資料であるフラッシュメモリーを持ってきていないことに気づいた。

 4時間の研修の内、講義の2時間をそのパワーポイントでやるのだが、「さあ、どうしよう。取りに帰るわけにもいかない」

 こんな時に、強がりではないが、私は動じない。次の手を探す。

「考えてみれば、地方で初めての人に研修をするのに、パワーポイントで相手の顔を見ずに講義するのは、ちょっと冷たい気がする。やはり顔を見ながら講義しよう」と切り替えた。

 いざ、本番。 実はやりにくかった。

 パワポなしで、パワポの内容を説明できるわけがない。

 仕方がない、最初から実技だ。実技しながら講義して体験させて講義して。

 頭の中は目まぐるしく回転した。準備がゼロで組み立てるのだから、普通のパワーポイント講演者は、もう講演どころじゃないだろう。

 ここで私は考えた。

 コロナ以前は、パワポを使わず5時間の研修をやっていたのに、パワポを使いだしたら、依存してしまって頭を使わなくなっていたのだ。頭を再起動して研修を組み立た。

 何とかやれた。 いいのがやれた。

  疲れてしまった。帰りの新幹線でぐったり。

  重い荷物が何の役にも立たずに、西宮から香川へ往復しただけ。

 帰ってから妻に行った。

 「これから地方研修に行く僕を送りだすときは、いってらっしゃいではなく フラッシュメモリーは大丈夫?と言ってくれないか?」

  

 

by 矢上予防医学研究所

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