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DATE : 2022.05.17

身体のしつけ直し

私自身の体重の増減で、いつも感じることがある。

 3日ほど教室がない日があると、体重が1キロほど増え、

身体感覚が「硬い、重い、だるい、眠い、どこかが痛い、すっきりしない」と訴えてくる。

 そして月曜日が来て教室をやり、火曜日が来ると増えた体重が元に戻り、

「柔らかく、軽く、頭が冴え、痛みが消え、すっきりする」 身体になっている。

 だから、休みが取れたからどこかへ旅行するということが、あまりうれしくないし、旅行中は必ずどこか体調が悪くなるのだ。

 また私は 15~16時の一日一食が23年続いているので、朝ご飯食べたら眠たくなって動けなくなるし、夕食を食べると胃が重くなり、満腹睡眠で苦しくなる身体になってしまっている。

 しかしホテルは朝食と夕食がセットで付いているので、仕方なく食べると苦しみが待っているのだ。 

自力整体のない旅行中は 「気の流れが滞っているな」という不快感で不機嫌になるのだ。

 「本当に、つまらない、面白くない身体だ」 と家族は言う。

 身体が「硬い、重い、だるい、眠い、どこかが痛い、すっきりしない」と嫌なのである。 

早く自力整体をして、「柔らかく、軽く、頭が冴え、痛みが消え、すっきりする」状態になりたい。 

何だか人生の目的がそれで、その為に生きているような気さえする。

 こう考えると、ダイエットが必要な人は、「硬い、重い、だるい、眠い、どこかが痛い、すっきりしない」身体であり、しかもそれが苦しくなく、流れの悪い身体に慣れてしまった状態だともいえる。

 そしてダイエットに成功すると、食べすぎたり、自力整体をしないと

「硬い、重い、だるい、眠い、どこかが痛い、すっきりしない」感覚に敏感になり、不快になり、一刻もこの不快さを解消したいと思うようになるわけだ。

 私のこの「15~16時の一日一食」 に身体は慣れてしまい、痩せているわけでもない。

「73キロの体重と、55キロの筋肉量、体内年齢マイナス14歳」 を維持しているのだから不思議である。

「人間の身体というものは、しつけ次第でどうにでもなる」 という教訓だ。

大リーガーのイチロー選手でもそうだ。 

試合でヒットが打てる身体になるように、彼は朝起きてからのしつけを通じて、

「ヒットを打つことが、ご飯を食べることに等しい、いつもやっていること」にしてしまったのだろう。

 身体といものは、しつけ次第でどうにでもなるのである。 

肥満者は自分の身体を肥満になるようにしつけてきたのだから、しつけ直せば良いだけのこと。

 自力整体のすごいところを一つ上げよと言われたら、私はためらわずこう答える。

「硬い、重い、だるい、眠い、どこかが痛い、すっきりしない」感覚が不快でしょうがなくなり、

早く、「柔らかく、軽く、頭が冴え、痛みが消え、すっきりする」状態に戻りたいという気持ちが強くなること。

これである。

 病というものが出来上がる順番は、

身体が嫌がる習慣を続ける。⇒ 

身体が嫌がるサイン「硬い、重い、だるい、眠い、どこかが痛い、すっきりしない」不快さを訴える。 ⇒ 

持ち主はそれに気づかず、悪習慣を続ける。  ⇒ 

身体は次なる手段として、病むことで悪習慣をやめさせようとする。

 この流れである。 

「身体の声を聞きながら習慣を修正し、身体が喜ぶように生きていくことができるようになる」

 これが自力整体の最大にして最高の恩恵であり、神髄である。

 

by 矢上 裕

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