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DATE : 2022.05.07

ホメオスタシス 2

 

 ホメオスタシスの続きを話そう。

 恒常性維持機能と日本語では訳すと書いたが、もっとわかりやすく言うと現状維持機能なのだ。

 要するにダイエットモニターの方が、肉体を変えようと努力しても、身体の現状維持機能が邪魔をするといこと。

どういうことかというと、例えば朝ご飯を抜くとする。 すると現状維持機能が働いて、空腹がつらく、フラフラするという症状が出る。 また空腹で寝ようとするとおなかが空いて眠られない。

 これがダイエッター達の最初の関門なのである。

また、こうも働く。女性ダイエッターに多いのが便秘。

 一週間に2~3回の排便しかないという人もいるが、出なくても食事は1日3食食べている。

 それでも現状維持機能が働いて平気で生きていられる。

 要するに「今やっている習慣に身体が慣れていく」というシステムが身体にあるのだ。

 逆に私の場合はどうかというと、私は夕方4時の一日一食が24年間続いている。

 理由は内臓疲労をさせないで生活を続けると、人よりも老化が遅く若々しい肉体を保てる」と信じているから、人生を賭けて実験をしているのだ。

 この私からしてみれば、朝食を久しぶりに食べると、身体が疲れて眠たくなって動けなくなり、1時間ほどの睡眠が必要となる。

そして18以降に食事を摂ると、おなかが苦しくて眠れない。

(旅行に行くと朝食と夕食が付いているが、私はどちらも食べられないのがつらい)

また、内臓が元気なので、起床後と、朝のスープを飲んだ後、それから仕事中に10時ごろ、最後は食後すぐにと、一日4回の排泄がある。

その私が週に2~3回しか出ない便秘になると、おそらく苦しんで七転八倒するだろう。

この作用も現状維持機能が働いているわけだ。

例えていうなら、頑張っているダイエッターの今いる世界が白い部屋とする。

私のようなダイエット成功者の部屋が透明の部屋とする。

ダイエッターが私のいる透明の部屋に行こうとすると、そこには透明な壁が存在する。

これが現状維持機能という壁だ。

ダイエットモニターが、私のいるすでにダイエットに成功している部屋に入ろうとすると、苦痛という強力な壁がそれを阻む。 

反対に私がダイエッターに部屋に入ろうとすると苦痛という壁に跳ね返される。

というわけである。

 リバウンド経験者は、いつもこの壁に跳ね飛ばされてきた人たちなのだ。

夕食を18時までに済ませ、朝起きてから正午まで水以外は摂らないという18時間断食は、1日3食に慣れているダイエッターにとって、苦痛である。 それが壁である。

しかし、それを実行しているうちに18時間断食が苦痛でなくなり、かえって快感となり、1日3食に戻してみると強烈なしんどさを感じるようになり、18時間断食の身体が出来上がる。

この時こそがダイエッターのゴールなのである。 この現状維持機能が働いてリバウンドもしない。

ダイエットモニターには、この原理を解って今の苦しさを乗り越えて欲しい。

私の24年間の一日一食生活で確信したことがある。

それは1日3食は内臓虐待であるということだ。 

この虐待を続けていると「硬い、太い、痛い身体」が出来上がる。

数々の病が待っている。 それは日本の40兆円という医療費が証明しているし、お年寄りは平均10年間の介護生活が待っているのだ。

今回のダイエットモニターは、この真実を知っただけでも幸いである。

ここに24年間、一日一食生活をやってきている人の指導を受けられることも良かった。

自力整体に出会い、私のいる部屋まで到達した人が何百人と存在する。乗り越えた人たちだ。

あなたがたも、この3か月で私の部屋まで来てほしい。

by 矢上 裕

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