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DATE : 2026.09.22
自力整体実技の構成について
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DATE : 2026.09.22
ナビゲーター養成中の○○です。(53歳・男性)
実技の構成について質問させてください。
私は現在、たとえば、
前半:「目と顎」→「手首」→「肩甲骨上げ」→「猫背・脇伸ばし」
中盤:「腸腰筋・坐骨大腿神経」→「骨盤調整」
後半:「腰の反り」→「つま先立ち」
というように、まず大きな目的となる要素を決め、そこから一つひとつの実技の順番や構成を頭の中でシミュレーションしたり、書き出したりして組み立てています。
しかし、まだ経験不足のためか、予定した時間内に終わらなかったり、反対に早く終わってしまったりして、なかなか時間配分がうまくいきません。
本来は、その日の自分の身体が「今日はこれをやりたい」と感じるものを選び、それを組み合わせた結果、時間もぴったり収まるようになるのが理想なのかなと思っています。
実技の構成を組み立てる際の考え方や、時間をうまく調整するコツ、具体的な方法などがありましたら、教えていただけないでしょうか。
それこそ、経験のなせる業です。
私自身も、この課題を克服するまでには長い年月を要しました。
まず大切なのは、「自力整体は何のために行うのか」という目的を見失わないことです。
自力整体は「整体作業」です。
ですから、整体作業の目的を理解しないまま実技を並べるだけでは、本当の意味での指導とはいえません。
整体作業の目的は、背骨を整え、背骨の隙間を拡げ、そこから出ている神経への圧迫を解放することです。
その結果として、
〇 痛みがなくなる。
〇 自律神経の働きが整い、内臓の動きが活発になり、排泄が良くなり、熟睡できるようになる。
〇 手足が伸びやかになり、身長も伸び、姿勢やスタイルが良くなる。
といった変化を目指します。
もし、このような変化につながっていないのであれば、指導するナビゲーターが目的を見失っているか、あるいは生徒自身が「何のために行うのか」「そのために、どう身体を使えばよいのか」を理解しないまま、ナビゲーターに言われる通りに動いているだけになっている可能性があります。
つまり、自力整体をしていても、そこに「目的性」と「自主性」がなければ、目的地には到達できないということです。
身体が緊張して硬くなっている限り、骨格は十分に動きません。
そのため私は、まず筋肉をゆるめ、身体を脱力させることから始めます。
ただし、筋肉を単にストレッチで伸ばしてゆるめるのではなく、ツボを刺激する経絡治療の考え方を使ってゆるめていきます。
ここに約45分をかけます。
私はこの時間を、その後の「仰向けでの整体作業」へ身体を導くためのほぐし・準備運動と考えています。
身体が十分にゆるんだところで、本番となる整体作業に入ります。
仰向けになり、タオルを使いながら行います。
ここで行うのは、治療師が施術で行っているような、
腸腰筋・仙腸関節・股関節・坐骨神経・膝・大殿筋
などの調整です。
この整体作業に約30分をかけます。
そして最後の仕上げが、私のいう**「整形」**です。
以前の私は、「筋肉を鍛えて、痛みや不調の再発を防ぐ」という考え方をしていました。
しかし、長年実践を続けるうちに、無理に筋肉を鍛えなくても、身体が整体され、関節や背骨の隙間が拡がって正しく動けるようになれば、身体は自然に必要な強さを取り戻していくことに気づきました。
そのため、現在はあえて筋肉を強化するためだけのプログラムは行っていません。
その代わりに、「整形」という作業を行います。
〇 うつ伏せで、ストレートネックを整える。
〇 猫背になった背中を、本来の正しい姿勢へ戻す。
〇 腰椎に自然な反りをつくる。
この3つの整形を行い、最後の5分間で立ち姿勢を整えます。
そして、最後に正しく立つことができていれば、仕上げの「つま先立ち」をしても、身体はふらつかなくなります。
このように私は、
「ゆるめる」→「整体する」→「整形する」→「正しく立つ」
という大きな流れと時間配分を守っています。
そして、その枠組みの中で、一つひとつの実技については、これまで自分が積み重ねてきた**「実技のライブラリー」**の中から、その日の身体や生徒の状態に合ったものを選び、引き出して使っています。
ですから、最初から「今日はこの実技を何個やろう」と考えるよりも、
「今日は何を目的に身体を整えるのか」
をまず明確にすることです。
目的が決まれば、その目的地へ向かうために必要な実技を、自分のライブラリーの中から選べるようになります。
そして経験を重ねるほど、その選択と時間配分が自然にできるようになってきます。
実技の数をこなすことが目的ではありません。
一つひとつの実技が、最終的に「正しく立てる身体」へつながっているか。
そこを常に確認しながら、実技を構成していってください。

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