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DATE : 2026.02.21

自力整体の理想姿勢 上実下虚

221 自力整体の基本の型

 これまで、ゆがみのない理想姿勢である武道の「上実下虚」作りのために、38年間色々な技を試行錯誤してきたが、最近一つの型を作り上げつつある。 

 上実下虚を知らない人のために、日本人が考えた日本人の体形における理想姿勢上実下虚を説明する。 以下の条件を満たすものが上実下虚である。

  • 上実下虚の上実とは、上体に力が入っていないこと、つまり力んでいないこと。
  • 上実下虚の下実とは、下腹部の上下中央、前後中央にある架空の点、「丹田」にエネルギーが充実していること。(力が入っていることではない)
  • 1,と2は 単独で達成されることではなく、1ができると2もできるし、同時達成である。
  • 最も早く、俊敏に行動ができる位置に、足裏の重心を載せていること。それはかかとの骨の前であり、膝を突っ張らせずに緩めて、どの方向にもからだを動かせる体制をとること。
  • 目は一転を集中するのではなく、ぼんやりと全体を眺めており、目を脱力させること。
  • 手は小指側に力を入れ、足は親指側に力を入れること。
  • ゆったりとした呼吸であること。
  • 行動した後に疲れを残さないこと。 短い眠りで疲れが取れていること。

 結構、難しく感じるだろうが、これは真剣を持って戦う武士の姿を想像してほしい。 一歩間違えると相手の刃が自分を襲ってくる恐怖心に対して、この上実下虚の大勢をとることで落ち着かせるのだ。

そしてこの姿勢こそが、東洋医学での健康姿勢と合致するので、自力整体ではこの上実下虚を求めて90分のからだつくりをしている。

 具体的には

  • 骨盤のお尻側を持ち上げ、恥骨の側を下げるようにする。
  • おなかは力を入れず、恥骨のほうに伸ばすようにする。
  • 胸は西洋人のように張らずに、どちらかというと背中を広げ猫背のようにする。
  • 上体の力みを抜くために、肘を背中側に引き寄せ、その肘をお尻の方に下げる。

この姿勢作りは90分の授業の中で、タオルを使って何度も練習している。 これを自力整体では服装の身だしなみではなく、「骨格の身だしなみを整える」と呼んでいる。

by 矢上 裕

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