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DATE : 2021.11.26

違和感を大事に生きる

面白い本を紹介しよう。 下の写真の本である。

  NHKのスイッチインタビューで、著者の中野さんはデザイナーのコシノジュンコさんと対談していて、その話に感動した妻が買ってきた本である。

  その中に、「自分の中のレジスタンスを大事にする」というのがあった。

レジスタンスとは抵抗、「いや、これはちょっと違うよな」 と 感じる違和感のことだ。

著者はこの違和感を持ったら、子供の頃からそれを口に出し、行動し、決して「人が言うから」という道を行かなかった。

後は読んでのお楽しみだ。

私も自分の中に芽生えた違和感、直観に従って生きてきた一人である。

人生を大きく変えたのが、中学の部活だった。

バレーボール部に所属していたのだが、補欠のままで、試合に出ることなしに卒業した。

決して実力がないからではない。

 バレーに必要な身長だって一番高かったし、私の代わりにレギュラーだった人は20センチも背が低い。

私のスパイクは強烈だった。

原因は顧問に嫌われたからだろうと今になって思う。

同じことが書いてあって、微笑んでしまった。

そこで、私の潜在意識に「他人や上司が、私の人生の方向を決めるような仕事はしたくない。 実力が認められる世界で生きたい」と受け付けられた結果、鍼灸師、ヨガ、自力整体という「己の実力・人格・魅力のみが評価される世界」へ進むこととなったのだと思う。

勝っても負けてもすべて自己責任という世界で生きてきた。 人に媚びもしなければ、恨みもしない。

人をうらやむことも妬むことも知らない。 正真正銘の実力勝負だったので、人付き合いで生じる負の感情で悩まされることがなかったのは、バレー部の顧問の先生のおかげである。

by 矢上 裕

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